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YL0.1-0.5

YL0.5 Ghost Cat 読み聞かせにぴったり

題名:Ghost Cat著者: Kevan Atteberry出版社: Neal Porter BooksYL: 0.5語数: 200概要『Ghost Cat』は、大好きだった猫を亡くした男の子が、「ゴーストキャット(おばけねこ)」の気配を感じるというお話です。どこからか音がしたり、ふと影がよぎったり、ふんわりと毛が触れるような感覚があったりして──まるで猫がまだそばにいてくれているように思えるのです。この絵本は、死別の悲しみや、大切な存在を失った後も続いていく愛と記憶を、静かに、やさしく描いています。子どもにも安心感を与えてくれる、心に寄り添う一冊です。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js?...
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【好きだけでは伸びない?──理解できる英語を積み重ねる意味】

「ハリーポッターが大好きで、映画を字幕なしで観ています!」そんなふうに話してくれる中学生の生徒が、今までも何人かいました。セリフをすらすらと言えるほど作品が好きで、繰り返し何度も観ている。その熱量には素直に感心します。私自身も、好きなものに夢中になれる生徒を見るのは嬉しいものです。でもあるとき、その子たちに中学英語レベルのディクテーションをしてもらうと、ミスが非常に多いことに気づきます。聞き取れないだけでなく、書き取った内容を見ると、英語の意味そのものが理解できていないことが多いのです。「知ってる」と「わかっている」は違う映画を何度も観てストーリーを覚えている。セリフも言える。でも、それは「意味がわかっている」のではなく、音の記憶に過ぎない場合があるのです。たとえば、"You have to be careful, Harry." というセリフを言えたとしても、それがなぜ "have to" なのか、どうして "careful" という単語が使われるのかを理解していなければ、それはただの音まねにすぎません。つまり、「好きで知っていること」と「言語として理解できていること」は、まったく別...
YL2(2.0-2.9)

YL2.4 〜 Penguin Readers 2

Boy In The Tower 題名: Boy In The Tower 著者 : Polly Ho-Yen出版社: PenguinYL: 2.4-2.6語数: 4,943概要Adeはロンドンのビルに住んでいました。ある日、周りのビルが夜に次々と倒れてしまうのです。そして、次は人が襲われ次々と亡くなってしまいます。Adeは道路には奇妙な植物が生えていることに気づくのです。自分たちのビルが倒れないようにどうすべきなのか。。。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js?20220329","msmaflink");msmaflink({"n":"Penguin Readers Level 2: Boy...
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【英語がペラペラ=テストが簡単?テストが得意=英語ペラペラ? その誤解】

英語教育に関わっていると、よく耳にする2つの誤解があります。ひとつは、 「英語がペラペラなんだから、テストなんて簡単でしょ?」 もうひとつは、 「テストで高得点なんだから、英語ペラペラなんでしょ?」一見、どちらも納得しそうな話ですが、実はこの2つの発想こそが英語学習をややこしくしている原因の一つです。そしてこの誤解を解くカギになるのが、「英語の処理能力」という考え方です。英語の「処理能力」とは?英語の処理能力とは、単語や文法の知識を持っているだけではなく、聞いたり読んだりした英語を瞬時に理解し、反応できる力のことです。たとえば:会話中に意味をすぐに捉えて返答できるリスニング中に内容をリアルタイムで理解できる長文を読むときに、スムーズに意味を取れるこれは「頭の中で訳す」のではなく、英語を英語のまま処理できる力とも言えます。英語がペラペラでも、処理能力とテスト力は別物帰国子女やおうち英語の子どもたちは、処理能力が高く、話すのが得意なことが多いです。 でも、いざテストとなると…三単現の"s"を忘れるスペルミスが多い文法ルールに沿っていないこれは、「感覚的な処理能力」はあるけれど、「正確さや形...
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英語教材や教授法の「効果」を信じすぎる前に──知っておきたい、因果と相関の話

「因果関係」と「相関関係」を混同していませんか?〜広告や体験談に惑わされないために〜その「効果」、本当に教材&塾のおかげ?「この教材で英検準2級に合格!」「うちの子は〇〇メソッドでペラペラに!」「このアプリで偏差値15アップ!」こんな言葉に心が動いたことはありませんか?でもちょっと待ってください。それって本当に、その教材やメソッドが“原因”なのでしょうか?相関関係と因果関係の違いを、まず知ろう相関関係とは?2つの出来事(AとB)が同時に起きていること。たとえば、「アイスの売上が増えると、水の事故も増える」──これは夏という第三の要因があるだけで、アイスが事故の原因ではありません。因果関係とは?AがBの直接的な原因になっている状態。「タバコを吸うと、肺がんのリスクが上がる」などはその例です。この違いがわかっていないと、英語学習でも簡単に誤解をしてしまいます。英語教育でよくある「誤解」の例❌ 例1:「この教材で偏差値が15アップ!」→ 実際は、もともと学習習慣があった、家のサポートが手厚かった、など他の要因もあるかもしれません。❌ 例2:「この塾に通って英検合格率90%!」→ 成績が良い子...
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易しい英語ニュースで「使える英語力」を育てよう

英語ニュースで「使える英語力」を育てる英語を学ぶうえで、ニュースは「語彙・文法・読解・リスニング・スピーキング」のすべてをバランスよく伸ばせる最高の教材です。ここでは、英語学習者向けに作られたおすすめの英語ニュースサイト6選をご紹介します。どれも無料で使え、授業・自学自習・宿題に最適です!News in Levels3つのレベルで同じニュースを読み比べられる、英語初級〜中級者に最適なサイトです。ニュースは短く、語彙も平易。リスニング音声もついており、英検準2級〜2級レベルの生徒に特におすすめです。News in Levels特徴:レベル別記事(Level 1〜3)で徐々にレベルアップ可能毎日更新、旬のニュースに触れられる音声付きで、読む+聞くの両方に対応Breaking News English中上級者向けのニュース教材サイトで、記事ごとに語彙・文法・読解・ディスカッションなどのアクティビティが豊富に用意されています。授業で配布するプリント教材を作るのにも便利です。Breaking News English特徴:使いやすいワークシート(PDF/Word)あり音声が複数速度で用意されてい...
YL0.6-0.9

YL0.9 – 2.1 Life in the Wildシリーズ

Big Bear Hug題名: Big Bear Hug (Life in the Wild, 1)著者: Nicholas Oldland 出版社: Kids Can PressYL: 0.9-1.1語数: 330概要森の中に、とても大きくて、とても優しいクマがいました。このクマは、なんでもハグしてしまうほど愛にあふれているのです。動物たちをハグし、鳥をハグし、そして特に木が大好きで、木をハグするのがいちばんのお気に入りです。ある日、クマは森の中で、斧を持った男の人に出会います。その人は、森の一番美しい木を切ろうとしていたのです。クマは怒ります――でもそのとき、彼は自分が本当にしたいことを思い出します。怒りにまかせて攻撃する代わりに、クマがしたのは……大きなハグでした。この物語は、「怒り」や「破壊」に対して、やさしさと愛情で向き合うことの大切さを伝えています。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scr...
YL3(3.0-3.9)

YL3.0 – Penguin Readers 3

The Secret Diary of Adrian Mole Aged 13 ¾題名: The Secret Diary of Adrian Mole Aged 13 ¾著者: Sue Townsend出版社: Penguin Books LtdYL: 3.0-3.2語数: 8,584概要エイドリアン・モールは13歳と3/4のイギリスの少年。彼は「インテリになりたい」と思っていて、毎日日記を書いています。彼の日記には、学校での出来事や、親のケンカ、クラスメートとの関係、初恋の女の子パンドラへの思い、などがリアルに書かれています。エイドリアンの家は問題を抱えていて、お母さんが家を出てしまったり、お父さんが仕事を失ったりと、家族の中もバタバタ。でも、そんな中でもエイドリアンは、自分なりに一生懸命考え、悩みながら成長していきます。思春期の悩みやユーモア、家族や恋愛、友情など、ティーンエイジャーの等身大の姿が日記の形で描かれた物語です。教材としてのポイント日記形式なので、「一人称の語り」「現在・過去形の自然な使い分け」が学べますユーモアが多く、生徒が飽きずに読み進めやすい中学〜高校レベルの語...
YL0.6-0.9

YL0.6- Early Reader シリーズ

Micky's Magic Pencil題名: Micky's Magic Pencil著者: Vivian Frenchイラスト:Sarah Jennings出版社: Orion Children's BooksYL: 0.6-0.8語数: 1,100要約ミッキーは、おばあちゃんから赤・黄・青・緑に輝く魔法の鉛筆をもらいます。彼はその鉛筆を学校に持って行き、友達に見せびらかします。友達は皆、その魔法の力を試したくてたまりません。ミッキーは自分だけでなく、友達にもその鉛筆を貸してあげます。すると、友達はそれぞれ、今までできなかったことができるようになります。言い回し:have a proper look「Everybody have a proper look!(みんな、ちゃんと探して!)」これはイギリス英語らしい表現です。アメリカ英語だったら「Please look everywhere」や「Check all around」と言うところでしょうか。でもイギリス英語では “have a proper look”。ただ「見る」じゃなくて、「ちゃんと注意深く見るんだよ」「心を込めて確認し...
YL0.6-0.9

YL0.8 Pizza and Taco マンガシリーズ

このシリーズは、作家でイラストレーターのスティーブン・シャスカン(Stephen Shaskan)によって制作された、子ども向けのユーモアあふれるグラフィックノベルです。主人公は、親友同士のピザとタコスで、彼らが繰り広げるさまざまな冒険や、時には競争や想像力豊かなシナリオが描かれています。Who is the Best?題名: Pizza and Taco: Who's the Best?著者: Stephen Shaskan出版社: Random House GraphicYL: 0.8-1.0語数: 850要約ピザとタコはとても仲の良い友だちで、お互いを褒め合って楽しく過ごしています。ところが、「誰がいちばん(the best)か?」という話になると、それぞれが「自分こそが一番だ」と主張し始めます。ふたりは投票をしたり、いろいろな勝負をしたりして競い合いますが、結局どちらが一番かは決まりません。文法ポイントYou are supposed to ...(〜することになっている)→ 抽象的・中学後半レベルWe can't both be ...(私たち両方が〜ということはできない)→...