Apple Talk の日常

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2024年から英検が変更になることが決まりました

英検がまたリニューアルをするようです 2023年7月6日に英検協会から発表がありました 2024年にライティングの難易度を上げて生まれ変わるようです 1級:英作文問題が1題→2題に増加 準1級:英作文問題が1題→2題に増加。Speakingは受験者自身の意見を問う質問(No.4)に話題導入文が追加。 2級:英作文問題が1題→2題に増加 準2級:筆記試験の時間75分→80分。英作文問題が1題→2題に増加 3級:筆記試験の時間50分→65分。英作文問題が1題→2題に増加 内容 ライティング 1-2級は要約問題が出題されます これは書くだけではなく、読む力を試されることになりますので「多読をしていればOK」というわけにはいきません 精読をしてしっかり内容を取る必要があります また、論理性の勉強をしてskimmingができないと辛いでしょう 以下は英検協会が例題として出しているものです 2級の要約問題です 準2ー3級はメールのライティングが出題されます こちらもメールをしっかり読む力が要求されます 内容が分からなければ返信は書けませんからね スピーキング 準1級のみ変更となります 受験者自身の...
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文法は問題集では身につけることができません

中学の英語が21年度を境にガラリと変わり、従来の方法では英語の点を取ることができなくなりました 受験英語から実用英語へ移行したためです そのため、教室では新しいクラスを設置しました 大抵は中高生用のクラスなのですが、小学生にも文法を意識してほしい思い BBカードを基礎とした文法&ライティングクラスを作りました 手っ取り早く語学を身につけるには文法が非常に大事になっていきます でも、ドリルとか問題集とかで文法は身につきません 文法というのは 1meaning (意味) 2 form (形) 3 use (使用) で出来上がっていますから、問題をどんなに解いても身につかないのです 一昔前と違い「暗記」で英語のテストをクリアすることは厳しいですから、 本当に自分で使える文法にしていく必要があります 「解く文法」ではなく 「聞いてわかる」「読んでわかる」「書けて話せる」という 「使える文法力」が必要です 実際に使える文法にしていくには 耳から文法を入れること&ライティングで入れること が何より大事です そのために小中学生の生徒さん向けにBBカードを使用したBB文法クラスを23年度からスタートし...
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週1では英語力はつかない。では、毎日やらせるにはどうするか?

23年度から「毎日音を聴く&毎日声を出す」という取り組みをしています 小1から高3まで、ほぼ100%の生徒さんが私に音読やシャドウイングの動画を送ってくる という活動です 365日、毎日たったの1分ですが、たったの1分、されど1分です この取り組みをしたいなと思ったのは、 生徒さんの -アウトプットの素地となる音読回数の少なさ-リスニングが「限られた子」しか得意になっていない-「毎日」が何より大事な語学学習ができる子が少ない というのももちろんあったのですが、 一つ大きく変わったのは 「大学受験の激変」 でした💦 2021年から英語教育は受験英語から実用英語に大幅にシフトしました 教室でも4技能クラスというものを作って大学受験に備えていますが リスニングの比重がますます大きくなり、これは徹底的に音を入れないと読む方にも書く方にも影響が出てしまうと肌で実感しました また、テストは読む量が半端なく多い😅😅😅 これは、「気が向いた時にリスニングする」じゃダメだ、と悟りました リスニングは「頑張っても」聞こえません 日々の積み重ねが何より大事になります 「毎日」読んでね。「毎日」聞いてね。 こ...
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23年5月から多読指導者講座第1期を開催することにしました!

5月から多読指導者用のコースを始めました 色々な人に「先生に教えるコースを作ればいいのに!」と言われてやってみることにした講座です 多読を先生に教える、という発想なんて今までなかったのですが、 コンテンツを作り始めたらとても楽しめました♡ コロナを機にオンラインレッスンへ参入を決めて、準備をし始めたのが3年前ぐらい HPを作ったり、インスタに投稿したり、と前の自分だったら考えもしなかったようなことがここ2-3年でできるようになりました そんな中、立ち上げたのが、オンラインコースと先生用のコースでした 先生用のコースと言っても、何が喜ばれるのか皆目見当がつかなかったので、 大昔の自分はどんなことを求めていたかな? と思い出すところから始めました また、生徒さんや保護者の方に多読についてアンケートを取ったり、多読指導をされたい(またはされてる)先生方と交流したりして 教えていく内容を作っていきました🎵 5月8日に初の講座を行ったのですが、先生方からの反応がとてもよかったので、 自分が作った内容が役に立ちそうでとてもよかったです♡ 先生方のフィードバックを載せておきますので、指導者講座を考え...
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多読と精読の違いは?どちらを優先して行うべき?

Readingというと以前は「精読」のことでした 今は「多読」の認知度が高くなって来ましたが、この「精読」と「多読」の2つを紹介していきます 自分の勉強に上手く取り入れてみてください 精読と多読 精読と多読は真逆の勉強方法です 精読 「質」を高めていく勉強法です 単語、文法、構文、意味、ニュアンス、1語1語に焦点を当てて理解します 分からないところがなくなるまで分解し、分析していきます 母語を使っての解説を聞いたり読んだりすることが多いので読み間違いがなくなります 一般的な大学受験の勉強法です 多読 量をこなしてスピードを重視する勉強法です 1語1語ではなく全体を捉えていきます 単語も文法も「なんとなく」理解し、それを反復していくと自然に英語を理解できるようになります このリーディング方法は母語を介さないので英語を英語の語順のまま取り入れることができ、 その結果リーディングのスピードがかなり上がります ただ、自分のレベルより落として大量に読む必要があります 精読&多読のメリット 精読のメリット 新出単語を覚えられる 文法や構文を学ぶので、英文の内容をしっかり把握できる 読み間違うことな...
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お子様に小さい時から英語を学ばせるという意味を本当にわかっていますか?

小さい頃からの英語力 私は個人的にはお子様が小さい時から英語を始めるというのはとてもいいと思います。 当教室にも2-3歳ぐらいから来て、18-19歳になってもまだクラスに在籍してる、 というような子たちがいましたし、今でもいますが、彼らの英語力は目覚ましいものがあります。 英検で言えば、2級の高得点は楽々取り、 知らないうちに準1級に受かるような素晴らしい英語力となります。 「〜のことを話して」、と言えば、ペラペラ〜と話してくれますし、 「〜について書いて」と言えば、パパッと書いてくれます。 偏差値も70どころか80、90と高い数値が出たりします。 毎日毎日宿題を行い、日々英語に触れてきたという結果、 英語を教科ではなく言語として身につけてくれていると感じます。 ただ、そんなにうまくいかない 小さい頃からの英語は続けば素晴らしいのですが、実は、 小さい頃から始める子は小3−4でやめる子が多いです。 お母様の強い意志がないと、親子で英語を他の習い事と同列に見てしまうことが多いため、 他の習い事と比べて子供に選択権を与えてしまうんですね。 始めるときはお子さんの意志ではなかったはずですが、...
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すでに100万語に達成し、多読歴2-3年以上の中高生へ

中学から数えて多読歴3年以上の人へ 多読を中学以降2-3年以上してきて、まだYLにこだわっている人はいますか? もし、YLで本を選んでいるのであれば、そろそろYLの呪縛から逃れましょう 高1の生徒に「自分のYLがよく分からない」と言ってくる子がいます ほとんどの生徒は自分がどのレベルを読めるのかを把握していますが、 この子だけは自分のYLがよくわかっていません 一見すると問題児のように見えますが、実はそうではないのです 多読をしていると、どうしても語数とかYLにこだわってしまい、 「自分は今YL0.8だからそれ以上のものは読めない」とか「読める」とか数字で測ってしまうんですね でも、このようにざっくりと読む子は 本当に読書を楽しんでいる子が多く、「読めるものを読む」という基本中の基本を実施できています 自分がこの本なら読める、とか読めない、とかを肌で感じることができるようになります 数字というのは良くも悪くも人を縛ってしまいます 保護者の方も本を借りるとき、自分の子はYL0.5だから、これ! とお子さんの本を選んでしまう傾向が出てしまいます(だから保護者の方が代わりに借りるのはダメなの...
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「なぜ聞き取れなかったか」を分析してからトレーニングする

4月になりました 教室では今までなかった新カリキュラムからスタートしました 4月1日はリスニングトレーニング(音読道場)のレッスンでした このレッスンでは発音&音読を通じてリスニング力を上げていきます リスニングというのは「聞いているだけ」でレベルが上がったりはしないです また、わからないものを聞いていてもレベルは上がらないのです では、どうするか? まずは聞こえない「理由」を探らなくてはいけません リスニングで聞き取れない理由 英語が聞こえない理由は‥ 1 単語をそもそも知らない 2 文法がわからない 3 聞いてる素材の知識がない(ただし、試験の場合は問題ないことが多い) 4 見れば(読めば)わかるが聞いたらわからない この4つです 1と2は、分かるか分からないかの問題なので「分かるようにすればいい」だけなので、 知らない単語があったら調べましょう わからない文法があったら文法書で学びましょう 3はそもそも日本語でも理解ができないはずなので、どうしても聞き取りたい時は 日本語力と知識を高めていくしか方法はありません 問題は4です これは「見たら理解ができるのに、耳からだと理解ができな...
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高校生クラス最後のレッスンは6角ディベートにチャレンジ

六角ディベート 高校&大学生のクラスの最終日に六角ディベートを行いました このディベートとの出会いは今から10年ほど前でした 今は亡き松本道弘先生より学び、なんて面白いんだろうと感動したのを思い出します 六角ディベートは単純に勝ち負けを競うものではなく、お互いを認め、真理を追求していきます このディベートでは プレーヤーそれぞれが自分の役目を果たします 役目とはこれです 石ー立論 風ー質問による尋問 空ーチームリーダー 火ー経験を熱く語って反駁 水ー最終弁論 9名クラスだったので、4対4に分け、1人をジャッジとして始めました 今回の内容 今回のお題は 「生まれ変わったらハチになりたいか?アリになりたいか?」 でした(笑) 「どちらがいいですか?」と聞いたら両チームが ハチ!! と言うので(ハチ人気じゃんw) ジャンケンして決めました 4分間作戦タイムを取って、スタート まずは石がいかにアリが素晴らしいかを語りました その次にハチグループの風が「?」の形で主張を崩していきます これは意外に難しくて、「こうだ!」と言い切ることはできません 質問形で相手の隙をついていくんですね 初めてこんな...
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高校クラス:22年度卒業生たちのアンケート

毎年高3生にアンケートを実施しています 今年は4名の生徒さんが高校卒業です Q 現在何万語達成していますか? 110万語 21万語 1,200万語 400万語 Q 毎日の英語読書量は? 20分 45分 45分以上 Q 多読時間の確保のコツは? 毎日同じ時間に行う 習慣化 日常の生活に入れていくこと(どうしても忙しい日とかはベッド入る前の15分は絶対に読むとか、語数100語以下の本1冊だけとかでもいいからとにかく読まない日を作らない) 好きな本、読みたいって思わせてくれる本を見つける グループで多読量をレポートする 私からーお風呂に入るみたいに毎日やるべきことにするのが大事ですね Q 受験時に教室を辞めなかった理由は? 高得点を取れる方法だと思ったから やめるという選択肢がなかった やめたら英語ができなくなると思った やめる理由がない 私からー毎年のようにこの「やめる理由がない」という回答があります。 多読が自然になっていて嬉しいですね♪ Q 検定試験のアドバイス 単語量を増やす スキャニングして該当の部分を探す 語彙強化 一発で受かるのは難しいので続けて受けるべき ライティングの指導&...