英文法

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塾に通っても英語が伸びない理由 ― すべては中1文法に戻ることから

小学生の「come」の間違いから見える英語学習の構造先日の小6クラスでの出来事です。授業中に「Cathy Carter comes の主語を I にしたら、come はどう変化する?」と質問してみました。教室はしばらくシーンとした後、数名の子が手を挙げてくれました。返ってきた答えは「came!」、つまり過去形です。違うよ、と伝えると、今度は「went!」と声があがります。さすがにそれは別の単語なので笑ってしまいましたが、こうして自分の考えを口に出してくれる積極性は本当に素晴らしいと思いました。正解はもちろん「I come」なのですが、子どもたちは「came」や「went」といった別の知識を総動員して答えようとしているのです。中学生になっても解消されない理解の曖昧さ小6の段階でこうした混乱があるのは、まったく問題ありません。大切なのは正解を出すことよりも、自分の頭で考えて声に出してみることだからです。ただ、この理解の曖昧さが中学生になっても解消されないケースが少なくありません。学校や塾で文法や単語を学んでいくうちに、知識が増えるどころかかえって頭の中が混乱してしまう子も多いのです。結果と...
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「key of」は間違い?前置詞toの正体を解説

【前置詞to】日本人が間違えやすい前置詞 "to"の本当の役割前置詞 "to"は、可能性や情緒を含んでいる?答えは「いいえ」です。"to"には、「かけがえのない縁」のような感情的な繋がりの意味はまったくありません。 "to"はただの「向かう先」を示す詞たとえば...gotoschool (学校に行く)give ittoher (女性に渡す)talktohim (他人に話す)このように、"to"は動作や活動の終着点/対象/向き先を示すだけです。動いているのは「動詞」の方であり、"to"には動きも情緒もありません。 go to の「to」はセットではない学習者の多くが「go to」をワンセットで覚えていますが、実際は「go」=行く動作、「to + 名詞」=その目的地を表す、という別々の役割があります。 I go. 私は行きます(どこへ?) → 不完全 I goto school. | 学校へ行きます → 「to school」で目的地が明確になる⭐️to は「go にくっついている言葉」ではなく、文の意味を完成させるのに不可欠なパーツなんです。なぜ "key to a door"なのか日本...
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漫画 英文法 「着る」という言い回しの多さ

このブログは「着る」という言い回しを学ぶ記事ですこの漫画では、英語で「着る」という動作や「着ている」という状態を表現する際に、どれだけ多くの言い回しがあるかを紹介しています。この漫画を通じて、英語の豊かな表現力を楽しみながら学んでみてください!Throw onthrow onは、服やアクセサリーを急いで、または気軽にさっと身につけるときに使う表現です。特に、時間がないときや、あまり考えずにさっと何かを着る場面でよく使われます。ニュアンスとしては、短時間で簡単に身につけることを強調しています。例文I need to leave now, so I'll just throw on a jacket.(今すぐ出なきゃいけないから、ジャケットをさっと羽織るよ。)She threw on a pair of jeans and ran out the door.(彼女はジーンズをさっと履いて、ドアを飛び出していった。)He threw on his sunglasses before heading to the beach.(彼はビーチに向かう前に、さっとサングラスをかけた。)Throw o...