ケチャップ

ブログ

ケチャップの語源は中国語!?ー世界を旅したソースの物語

🍅 ケチャップの語源ハンバーガーやフライドポテトに欠かせない「ケチャップ」。その甘酸っぱい赤いソースを知らない人はいないでしょう。でも…その名前のルーツが中国語(しかも魚醤)にあるって、ご存知でしたか?ケチャップは「魚のソース」だった?ケチャップの語源は、中国南部で話されている福建語(Hokkien)で「kê-tsiap(鮭汁)」という言葉にさかのぼります。これは、発酵した魚から作られる調味料の名前。今で言うところの「魚醤」に近いもので、東南アジアの料理によく使われていたそうです。ヨーロッパへ渡ったアジアの味17世紀頃、ヨーロッパの貿易商人たちはアジアでこの魚醤に出会い、その風味に魅了されました。やがて「kê-tsiap」という名前は英語に取り入れられ、「ketchup(ケチャップ)」としてヨーロッパでも知られるようになります。🍅 トマトとの出会い当時のヨーロッパでは、トマトはまだケチャップの材料ではありませんでした。キノコ、クルミ、アンチョビなど、さまざまな材料で試されていたのです。そして19世紀、アメリカでトマトを使ったケチャップのレシピが登場し、次第に私たちが知っている「トマトケ...