
「Kenは何歳?」から広がった授業とジム・カミンズの理論
授業中のやりとり先日の授業で、ある長文にこんな文が出てきました。Ken watches TV.He sees a program about animals.He learns that penguins cannot fly but can swim very well.そこで私は生徒に質問しました。「このKenって何歳?」生徒たちは「小学生?」「10歳くらい?」と答えます。理由を聞くと、前の文に「サッカーをしていたけど雨だと本を読む」という描写があり、そこから「10歳ぐらい?」と推測したのだそうです。そこで私は問い返しました。「え、じゃあみんなはペンギンが飛べないって知ったのは10歳とか12歳なの?」すると生徒たちは「そんなわけないじゃん!」という反応をし、そのあとは、「じゃあ4歳?5歳?」「でもサッカーするんでしょ?」と議論が始まり、結局「5〜6歳くらいかな?」という結論にたどり着きました。「なんで5歳?」ところがその後、一人の子が改めてこう聞いてきました。「なんで5歳?10歳じゃダメなの?」この子は、「ペンギンの知識(3歳くらいで知っている)+サッカーができる年齢(小学生くらい...