ペラペラ

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【英語がペラペラ=テストが簡単?テストが得意=英語ペラペラ? その誤解】

英語教育に関わっていると、よく耳にする2つの誤解があります。ひとつは、 「英語がペラペラなんだから、テストなんて簡単でしょ?」 もうひとつは、 「テストで高得点なんだから、英語ペラペラなんでしょ?」一見、どちらも納得しそうな話ですが、実はこの2つの発想こそが英語学習をややこしくしている原因の一つです。そしてこの誤解を解くカギになるのが、「英語の処理能力」という考え方です。英語の「処理能力」とは?英語の処理能力とは、単語や文法の知識を持っているだけではなく、聞いたり読んだりした英語を瞬時に理解し、反応できる力のことです。たとえば:会話中に意味をすぐに捉えて返答できるリスニング中に内容をリアルタイムで理解できる長文を読むときに、スムーズに意味を取れるこれは「頭の中で訳す」のではなく、英語を英語のまま処理できる力とも言えます。英語がペラペラでも、処理能力とテスト力は別物帰国子女やおうち英語の子どもたちは、処理能力が高く、話すのが得意なことが多いです。 でも、いざテストとなると…三単現の"s"を忘れるスペルミスが多い文法ルールに沿っていないこれは、「感覚的な処理能力」はあるけれど、「正確さや形...
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英語をペラペラ話したければトレーニングをするしかない

英語を学んでいる人に「どういうレベルを目指していますか?」と聞くと、大抵「話せるようになりたい」「字幕なしで映画を見たい」と、この2つの答えが返ってくることが多いです。英語には4技能あって、「聞く」「話す」「読む」「書く」はそれぞれ違う方法でマスターする必要があります。聴いてるだけで話せるようになるか?聴いているだけで話せるようになると勘違いしているのか、願望なのか、分かりませんが、そういう人は目で勉強する人が多いです。教室でも「声出して!」と言わないと声を出さない生徒はほぼ間違いなく「スピーキングが下手」です。私は「リスニング力ほぼ100% でもスピーキング力が限りなく0%」という友人と付き合ったことがあります。彼女はアメリカに住んでいる中国人(3世)なんですが、本当に「全然」話せないんです。でも、中国語は完璧に聞き取れるそうです。このことから、「話す」と「聞く」は兼ねたりはしない、ということが分かります。話すにはトレーニングが必要です。話すトレーニングとは?もちろん、トレーニングを一つだけやったらペラペラ話せる、、、、ようになったりはしませんが、簡単な英文を「素早く」「大量に」作る...