英語を学んでいる人に
「どういうレベルを目指していますか?」
と聞くと、大抵
「話せるようになりたい」
「字幕なしで映画を見たい」
と、この2つの答えが返ってくることが多いです。
英語には4技能あって、「聞く」「話す」「読む」「書く」はそれぞれ違う方法でマスターする必要があります。
聴いてるだけで話せるようになるか?
聴いているだけで話せるようになると勘違いしているのか、願望なのか、
分かりませんが、
そういう人は目で勉強する人が多いです。
教室でも「声出して!」と言わないと声を出さない生徒は
ほぼ間違いなく「スピーキングが下手」です。
私は「リスニング力ほぼ100% でもスピーキング力が限りなく0%」
という友人と付き合ったことがあります。
彼女はアメリカに住んでいる中国人(3世)なんですが、
本当に「全然」話せないんです。
でも、中国語は完璧に聞き取れるそうです。
このことから、「話す」と「聞く」は兼ねたりはしない、ということが分かります。
話すにはトレーニングが必要です。
話すトレーニングとは?
もちろん、トレーニングを一つだけやったらペラペラ話せる、、、、ようになったりはしませんが、
簡単な英文を「素早く」「大量に」作る練習をすれば英語を話せる土台ができます。
英語を話せる人は必ず「何度も英語を口に出す」という訓練をしているはずです。
教室では、中学生以上の生徒さんに
日本語を見たら瞬間的に英語に変えるトレーニングをやってもらうことがあります。
そこで使用している本が
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
この本はかなり長い間ベストセラーで、
アマゾンなどでは購入制限がかかったことがあるほど人気です。
でも、これを一人でコツコツとできる人はなかなかいません。
問題を解く→話せるようになる=大いなる勘違い
簡単な英文を作ってどんどん口に出す、ということが言語活動では「絶対必要」なのに、
難しい文法問題に頭を悩ませてテストで高得点を取ったり資格を取ったりする方が好きな人が、
なぜか多いのです💦
でも、文法を学校や塾で学んで「わかった!」
と理解しても、問題は解けるようになって良い高校&良い大学に入れることはあっても、
問題を解いて英語を話せるようになったりはしません。
何年費やしても「簡単なことさえ話せない」という未来が待っているだけです💦
「話したい!」と思っている人は
基本文を「正確に」「素早く」口に出すというトレーニングを毎日必ずして
「瞬発力」を鍛えていきましょう!
「瞬間英作文」の作者:森沢洋介さんのインタビューはこちら