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日本語で考えた英語が「不自然」になってしまう理由と、その回避法

日本語で考えた英語英語を教えていると、生徒が言ったり書いたりする「英語が不自然」と思うことがよくあります。意味は通じても、「英語っぽくない」と感じられることがあるんです。どうしてそんなことが起きるのか、そしてどうしたら自然な英語を話せるようになるのか、考えてみましょう。なぜ日本語で考えた英語が不自然になるのか?英語と日本語の考え方の違い日本語は「文脈で分かることは省略する」ことが多い言葉です。でも、英語は「すべてをしっかり説明する」必要があります。この違いが、不自然に感じられる原因になることがあります。先日、私の母から以下の文を訳して欲しいと依頼されました「この度はご愁傷様です。お一人になられて寂しいことと思います。」→英語(直訳): "I'm sorry for your loss. I think you must feel lonely now that you are alone."英語では「お一人になられて寂しい」という部分が、相手の気持ちを勝手に決めつけているように聞こえてしまい、丁寧さが足りないと思われることがあります。文化の違い英語圏では、感情やプライバシーに対して慎重...
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snoopy展で英語ができることの素晴らしさを感じた瞬間

【この記事は娘が体験したので、彼女が書いています】昨日、東京にあるスヌーピー展を訪れました。この展示会は、スヌーピーの作者の足跡をたどり、漫画が壁一面に描かれている、ファンには夢のような空間です。展示されたスヌーピーの漫画はすべて英語で書かれており、各ページの端には日本語訳が添えられています。私は一つ一つの漫画を読み進めながら楽しんでいましたが、夫や他の来場者は私よりも明らかにゆっくりと進んでいるようでした。当初は「みんな丁寧に読みたいのかな」と思っていましたが、展示を見終わった後で夫と話していると、「絵を見て、日本語訳を確認して、また絵を見るという手順を踏まなければならず、地元の文化がよくわからないため、ギャグも理解しづらかった」と言われました。その時、周りの人たちのペースや夫の漫画に対する反応の薄さが理解できました。スヌーピーの魅力は、きっとそこにいた全員が感じ取っていることでしょう。しかし、スヌーピーの漫画に込められた文化的背景を完全に理解している人は実は少ないのかもしれません。これは、言語だけでなく、それを取り巻く文化や歴史にも精通していなければ、本当の意味での理解は難しいから...
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中学英語 文法 be動詞と一般動詞 I am try? I trying?

be動詞と一般動詞の使い方を学ぼうこの記事は、日本人英語学習者によく見られる文法ミスについて掘り下げていきます。「I am try」や「I trying」という表現、聞いたことありませんか?自分もやってしまってる。。。という方は多いと思います。be動詞って何?be動詞は「am」「is」「are」のことです。「〜です」「〜います」という意味で使います。例:I am happy. (私は幸せです)She is busy. (彼女は忙しいです)They are students. (彼らは学生です)一般動詞って何?「食べる」「行く」「読む」など、動作を表すのは一般動詞と言います。例:I eat breakfast. (私は朝食を食べます)She goes to school. (彼女は学校に行きます)They read books. (彼らは本を読みます)進行形の基本のルール英語の「進行形」は、「be動詞(am, is, are)+動詞のing形」で表します。これは「今、何かをしている」状態を示すときに使います。例I am playing(遊んでいます)She is reading(読んでい...
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What is Science of Reading(科学的リーディングとは)?

科学的リーディングの定義と重要性「科学的リーディング」という言葉を聞いたことがありますか? これは、最近聞くようになった言葉ですが、少し難しく感じるかもしれません。簡単に言うと、科学的リーディングとは、脳がどのようにして読み書きを覚えるのかを、長い間にわたって研究した結果を基にした方法です。この方法を使うと、より効果的に読む力や書く力をつけることができるのです。文字を読むとき、脳の中で何が起こっているかを調べ、その結果、どんなふうに学べばうまく読めるようになるのかがわかってきました。その科学的リーディングに基づいた方法を使うことで、読み書きがもっと上手になるのです。しっかりとした読み書きの基礎を作るため、この方法は、小学生や中学生にとって特に大切です。残念ながら、人は、自然に読み書きができるようになるわけではありません。科学的リーディングは、そのための確かな道しるべを提供してくれます。次の章では、読書に必要な5つの基本的なスキル「5つの柱」について説明します。読書の5つの柱とは?読み書きを上手にするためには、5つの基本的なスキルが必要です。これを「読書の5つの柱」と呼びます。この5つの...
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漫画 英文法 「着る」という言い回しの多さ

このブログは「着る」という言い回しを学ぶ記事ですこの漫画では、英語で「着る」という動作や「着ている」という状態を表現する際に、どれだけ多くの言い回しがあるかを紹介しています。この漫画を通じて、英語の豊かな表現力を楽しみながら学んでみてください!Throw onthrow onは、服やアクセサリーを急いで、または気軽にさっと身につけるときに使う表現です。特に、時間がないときや、あまり考えずにさっと何かを着る場面でよく使われます。ニュアンスとしては、短時間で簡単に身につけることを強調しています。例文I need to leave now, so I'll just throw on a jacket.(今すぐ出なきゃいけないから、ジャケットをさっと羽織るよ。)She threw on a pair of jeans and ran out the door.(彼女はジーンズをさっと履いて、ドアを飛び出していった。)He threw on his sunglasses before heading to the beach.(彼はビーチに向かう前に、さっとサングラスをかけた。)Throw o...
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漫画 英文法 多読だけでは難しい英文法を漫画で学ぶ(名詞)

この記事は英語の文法を学ぶためのページです今日は、英語学習に欠かせない「文法」と「多読」の関係についてお話しします。多読は、英語を楽しく学ぶための素晴らしい方法ですが、文法の勉強を避けてしまうと、どうしても限界が来てしまいます。どれだけ本をたくさん読んでも、文法が曖昧だと正しい理解が難しくなり、英語力の伸びも鈍ってしまいます。文法をしっかりと学ぶことで、多読の楽しさがさらに広がり、理解できる本の幅もぐっと広がります。今回のブログでは、そんな文法の重要性をわかりやすく伝えるために、名詞の使い方をテーマにした4コマ漫画を掲載しました。ぜひご覧いただき、文法を学びながら多読の楽しさを一層深めてください!名詞とは例文で確認ルールがわかっただけではダメなので実際に文で確認してみましょう(英語学習は文単位でのお勉強が何より大事です)説明The cat sleeps.(猫が寝ます。)名詞catが主語になり、動詞がsleepsThis book is interesting.(この本は面白いです。)名詞bookが主語になり、interestingが補語bookとinterestingは=(イコール)関...
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文法が弱いと悩んでいる人へ 「〜だけ」で文法をカバーするのは厳しいことを知ろう

文法はどうやって身につける?問題集だけではダメな理由とリスニングの重要性英語の勉強をしていると、文法がなかなか身につかないと感じることがありますよね。特に、問題集をたくさん解いても、実際に英語を使うとミスが出てしまうことが多いかもしれません。それに加えて、多読をしているのに、ライティングになると文法ミスが多いと感じることもあるでしょう。今回は、どうしてそうなるのか、そしてどうすれば文法をしっかり身につけられるのかを説明します。文法は問題集だけでは身につかない!文法を覚えるために、問題集をたくさん解くことは大事ですが、それだけでは文法を完全に身につけることは難しいです。問題集は、文法のルールを理解するのに役立ちますが、それを実際に使えるようになるためには、別の練習が必要です。例えば、文法問題で「現在完了形」の使い方を覚えたとしても、英語で日記を書いたり、英語で話すときに、そのルールを自然に使えるようになるには時間がかかります。問題集だけでは「知識」としては身についても、それを実際に使う力が不足しがちです。多読だけでは文法が身につかない理由多読は、英語力を伸ばすためにとても有効です。しかし...
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英語を学ぶ際は音素理解(phonemic awareness)が重要

音素の重要性音素とは英語を学ぶ際に避けて通れないのが「音素」の理解です。音素とは、言語の音声において意味の違いを生じさせる最小の単位です。特に、英語は発音とスペリングの関係が複雑であるため、音素を学ぶことが非常に重要です。本記事では、音素の基本的な概念とその重要性、そして効果的な学習方法について解説します。音素とは何か?音素(Phoneme)は、言語の音声の中で意味の違いを生む最小の単位です。音素の数は英語の方言(イギリス英語、アメリカ英語など)によって多少異なりますが、一般的には約44個とされます。母音音素 (20個)短母音/ɪ/ - sit/e/ - bed/æ/ - cat/ʌ/ - cup/ɒ/ - hot (主にイギリス英語)/ʊ/ - put/ə/ - about長母音/iː/ - see/ɑː/ - car/ɔː/ - saw/uː/ - blue/ɜː/ - bird (主にイギリス英語)二重母音/eɪ/ - face/aɪ/ - my/ɔɪ/ - boy/aʊ/ - now/əʊ/ - go (主にイギリス英語)/ɪə/ - near (主にイギリス英語)/eə/ -...
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英語 点が取れるライティングの「OREO フォーマット」とは?

OREOフォーマットで効果的なライティングを!この記事は英語のライティングをどうしたらいいかわからない方、またはライティングが得意になりたい方向けのものです。先日、高校クラスの生徒さんが定期テストを見せてくれました。その中にライティングの問題があり「OREOフォーマットで書きなさい」と指示がありました今回は、文章を書くための基本的な手法であるOREOフォーマットについてご紹介します。OREOフォーマットとは?OREOフォーマットは、意見を明確かつ論理的に述べるためのライティング手法です。このフォーマットは、特に子供や初心者に対して簡単で理解しやすい構造を提供するために開発されました。OREOは次の4つの要素の頭文字です。Opinion(意見)Reason(理由)Example(例)Opinion(意見の再確認)各要素は以下のとおりです。1. Opinion(意見)まず、最初に自分の意見を明確に述べます。これが自分の主張となります。簡潔で直接的な表現で書きましょう。2. Reason(理由)次に、その意見を支持する理由を説明します。理由は具体的で、読者に納得してもらえるようなものにします...
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ネイティブの発音を確認したい時重宝するツール

単語がどのように発音されるのか確かめるために、皆さんはどうしていますか?YouGlishYouGlishというツールを活用することで、より効果的に発音を練習することができます。この記事では、YouGlishの使い方とその利点について詳しく説明します。YouGlishとは?YouGlishは、YouTubeの動画から特定の単語やフレーズの発音を検索できる無料のオンラインツールです。ネイティブスピーカーがその単語やフレーズを実際に使用している動画クリップを表示してくれるため、実際の文脈でどのように発音されるかを学ぶことができます。YouGlishの使い方検索バーに単語やフレーズを入力YouGlishのウェブサイトにアクセスし、検索バーに発音を確認したい単語やフレーズを入力します。再生ボタンをクリック入力した単語やフレーズが含まれる動画クリップが表示されます。再生ボタンをクリックすると、該当部分から動画が再生されます。発音を繰り返し聞く動画クリップは複数の例が表示されるため、様々なネイティブスピーカーの発音を聞くことができます。同じ単語やフレーズが異なる文脈でどのように発音されるかを学ぶこと...