スピーキング

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「自然に覚える」だけでは文法は身につかない

〜多読・リスニング・スピーキングだけでは不十分な理由〜今日、アメリカ在住のリスニング指導の先生と話をする機会がありました。その中で改めて確信したことがあります。それは、「文法は自然に習得できない」という事実です。英語圏でも、日本と同じです。子どもたちは、ただ聞いて話しているだけで文法を完璧に身につけるわけではありません。学校で何度も「書く」機会を与えられ、テストで間違いを指摘され先生や周りの人から訂正され発表やエッセイで自分の表現をブラッシュアップしていくこうした「フィードバックを受ける過程」を何度も繰り返す中で、文法が自然と自分のものになっていくのです。日本語でも同じですよね。私たちは「これは上二段活用だ」などと意識して日本語を使っているわけではありません。しかし、小学校の作文や漢字テストなどで何度も書き直し、フィードバックを受ける中で自然と「正しい形」に整えられていきます。つまり、自然に使うだけでは不十分で、意図的な訂正と書き直しの経験が不可欠なのです。「自然に覚えた」人ほど陥りやすい文法の弱点最近、特に感じるのは、多読やリスニング中心で英語に親しんできた学習者ほど、独特の文法ミス...
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音読の発音とスピーキングの発音が大きく違う人

音読は上手なのに・・・音読のときは美しい発音で読めるのに、自分で話すと発音がくずれてしまう子がいます。一方で、音読時の発音とあまり変わらない子もいます。これは何が違うのでしょうか?✅音読は上手なのに、発言がくずれる子英語の音を「そのまま記憶する能力」が高い文章を音として再現するのが得意自分の言葉で作って話す習慣が少ない意味を考えながら話すと発音への意識が薄れる✅音読の発音と発言時の発音が変わらない子英語を「音だけではなく意味としても記憶している」文章を自分なりに理解しながら読んでいる例え言葉がまだ少なくても、全体の文脈を理解する力がある意味をよく分かった上で音読をするので、発音のリズムも体系化されているこの違いからも分かるように、音読のときの注意点によって、実際に使える英語力になるかどうかが大きく変わります。音読は「再生」、スピーキングは「生成」📖 音読:既に書かれた文章を読むため、発音に集中しやすい。🗣️ スピーキング:自分で文章を考えながら話すため、発音に意識を向ける余裕が少なくなる。音読では「音の型」が視覚的にサポートされるため、学んだ発音を再現しやすくなります。しかし、スピーキ...
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話せなければ英語をやる意味がない!会話音読に挑戦!

夏休み企画会話ができなければ英語をやっている意味がないというのと、結局テストも会話ができる人の方が点数が高くなるということが証明されています。ですから、夏休み中に会話ができるようになるために「会話のための音読」を実践しようと思います夏休みが終わる頃には英語を口から出すことがかなり楽になっているはずです一緒に頑張っていきましょう!その様子をこちらに書いていきます使用教材会話ができるようになるには?と思って色々探しました今回教室で選んだのは「パワー音読入門」(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js?20220329","msmaflink");msmaflink({"n":"CD-ROM付 最強の英語...
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お絵描き相手ならそんなに緊張しないで頑張れる?

Advancedクラスでは時事英語を取り扱います宿題は毎週記事を一つ読んで単語を調べたり、要約したり、意見を書いたりしますまた、時事英語特有の表現を集めて単語帳を作ったりして理解を深めていきます自分たちがやってきた宿題やその場で読んだ記事をまとめて説明をしてもらったりするのですが、一人一人行っていると時間がかかるため、たまにこのように白板に書いたニコちゃんマークのお絵描きに向かってスピーチをしてもらいます(笑)ぬいぐるみでもお絵描きでも何でもいいので誰かに向かって話す、という訓練は非常に大事ですどうしても音読したり暗唱したり、というのは一人でひっそり練習。。。となりがちです「一人でだったら言えたのに」「家だったら上手にできた」という人は多いのですが、大抵、小さい声でブツブツ呟いているだけで、「聞いてくれている人を相手に発表する」ということがおざなりになっていることが多いです相手がたとえお絵描き相手でも、このように顔を上げて、相手に聞こえるように練習していくと、実際人前に出た時、練習を重ねた分緊張を最小限に止めることができます♪「暗唱したものを思い出す」という練習をしてはいけませんw思い...