多読

YL3(3.0-3.9)

YL3.0 – Letting Swift River Go

書籍情報題名: Letting Swift River Go著者 : Jane Yolenイラスト:Barbara Cooney出版社: Turtleback BooksYL: 3.0語数: 1062概要若い少女サリー・ジェーン(Sally Jane)は、マサチューセッツ州のスウィフト・リバー渓谷(Swift River Valley)で育ちました。村には古い石の水車小屋やたんぽの木々、学校へ続く小道があり、彼女の遊び場でもありました。しかし時代の変化と都市ボストンの水需要増加により、政府はこの渓谷の町々を買収し、住民を立ち退かせて土地を水没させる計画を立てます。サリー・ジェーンの村や家々、記憶が水の下へ沈んでいきます。最終的に、完成した貯水池(Quabbin Reservoir)の上を父親とともにボートで漕ぎながら、彼女はかつて住んでいた土地を見つめ、母の言葉「You have to let them go, Sally Jane(それらを手放さなければならないのよ、サリー・ジェーン)」を思い出します。失われたものとどう向き合うかを描いた、切なくも美しい物語です。(function(...
YL4(4.0-4.9)

YL4.0- The Reasons for Seasons

情報題名: The Reasons for Seasons著者 : Gail Gibbons出版社: Holiday HouseYL: 4.0-4.5語数: 1082概要この本は、「なぜ季節が変わるのか」をやさしい言葉と図を使って説明しています。主な内容は以下の通りです:地球の軸が傾いていること(tilt of Earth’s axis)が季節の変化を引き起こす理由地球が太陽のまわりを回る軌道(orbit)と、その位置関係によって日照時間や太陽光の強さが変わること北半球と南半球で同時期に逆の季節になることの説明各季節(春・夏・秋・冬)の特徴と、世界の各地(極地、赤道、北半球・南半球)での違い最新版(New & Updated Edition)では、至点(solstices)・分点(equinoxes)の説明も追加されています。図解が多く、地球と太陽の関係を視覚的に示していて、小学生にも理解しやすい構成になっています。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentS...
YL1(1.0-1.9)

YL1.0 The Wolf the Duck and the Mouse

本の情報題名: The Wolf, the Duck and the Mouse著者 : Mac Barnettイラスト: Jon Klassen出版社: Puffin BooksYL: 1.0語数: 492概要ある日、ネズミがオオカミに食べられてしまいます。ところが、お腹の中にはすでに住み着いていたアヒルがいて、二匹は出会います。アヒルは「ここなら天敵に襲われないし、食べ物もオオカミが食べるたびに降ってくる」と言って、むしろ快適に暮らしていました。やがてネズミもオオカミのお腹の中での生活を楽しみ始めます。しかし、オオカミが狩人に襲われたとき、アヒルとネズミはお腹の中から協力してオオカミを救います。結果、オオカミは二匹を感謝し、三者は不思議な共生関係を築くことになるのです。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,do...
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漫画 英検アウトプット ネタ:手書き vs デジタル

お題:Do you think it is better for students to write by hand than to use tablets or computers?この漫画は「手書きとタブレット、どちらが学生にとって良いのか?」というテーマを、EmmaとLilyの会話を通して描いています。ライティングやスピーキングでは、話題について自分の意見と理由を説明する力が求められます。この漫画では、理由や意見が自然な会話の中で紹介されているため、意見を考えるヒントとして活用できます。同様のレベルのお題が10個入っています(Amazonで販売中)↓(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js?...
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え?そこ?──日本語の『そこ』と英語の where に見る言葉の面白さ

場所のことばが「論点」を指すとき英語のwhereと日本語の「そこ」の不思議な共通点言葉はもともとの意味から広がって、意外な使い方をすることがあります。その一つが、英語のwhereと日本語の「そこ」。本来は「場所」を表す言葉ですが、会話では「論点」や「焦点」を指すことがあるのです。英語のwhereが場所じゃないとき"The Naughtiest Girl again" という小説にこんな一文が出てきました。That was just where Elizabeth was quite wrong!(まさにそこがエリザベスの間違っていた点だったのです!)このwhereは「どこ」という意味ではなく、「その点」「その部分」という意味です。つまり「エリザベスが間違っていたのは、まさにその箇所だった」ということです。日常会話でも同じような表現がよく使われます。That’s where you’re wrong.(そこが間違ってるよ)Here’s where the problem starts.(ここから問題が始まるんだ)Where you went wrong is ignoring the i...
YL1(1.0-1.9)

Helbling Readers Fiction Level 2

Helbling ReadersHelbling Readers シリーズは、英語学習者のためにレベル分けされたリーダー教材です。Red Series(Level 1〜3/CEFR A1〜A2)では、中学生向けのやさしい語彙と多彩なジャンルの物語を楽しめます。さらに Blue Series(Level 4〜5/CEFR A2〜B1)では、語数や内容がステップアップし、高校生や中級レベルの学習者にも読み応えのある作品が揃っています。いずれのシリーズも、イラストやアクティビティ、音声・デジタル教材が充実しており、楽しみながら英語の読解力を伸ばすことができます。Jack and the Westbourne Fair題名: Jack and the Westbourne Fair著者: Martyn Hobbs出版社: ABAXYL: 1.4語数: 4,334概要いたずら好きで先生に睨まれているものの、根は素直な少年ジャックの物語です。校長先生の駐車スペースに落書きをしたと誤解され、家で反省(grounded)させられますが、その日は地元に移動遊園地が来ている日でした。ジャックはこっそり抜け...
YL0.1-0.5

ややこしい語順を楽しく理解する英語まんがを出版しました!

だんだん文が長くなる英語まんが入門小学生や中学1年生を見ていると、英語の文が長くなったときに、語順がごちゃごちゃになってしまう子が多いと感じます。「単語は知っているのに、どう並べればいいかわからない」「短い文は読めても、少し長くなると意味がつかめない」そんな経験をしたことがある子も多いのではないでしょうか。実際、英検5級や中1レベルでつまずく原因のひとつは、この語順と文の構造があいまいなまま進んでしまうことにあります。語順が分からないと、読むのも書くのも難しく感じてしまい、結果的に英語への苦手意識が強くなってしまうのです。本を作った理由私は普段から子どもたちに英語を教える中で、文をどうやって長くすればいいのか分からなくなって並び替え問題を作ってしまうような子😅が多少なりともいるなと感じていました。そこで、少しでもわかりやすく、楽しく語順を身につけられるようにと考えて作ったのが、今回の本です。【英検5級&中1対応】だんだん文が長くなる英語まんが入門英語初心者・小学生も安心!イラストで英文法と語順のしくみが自然にわかる【解説つき】だんだん長くなる文の例本の中では、このように「短い文に少しず...
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IELTSが高校生に人気がある時代が来ました!

IELTSが高校生に人気の理由近年、日本の高校生の間でIELTS(アイエルツ)が注目を集めています。少し調べてみると、実際に多くの有名大学がIELTSスコアを入試に利用していることが分かります。明治大学 商学部:4.0以上で出願可能明治大学 全学部統一入学試験:4.0以上で出願可能、スコアに応じて得点換算学習院大学 理学部:4.0以上で出願可能國學院大学:4.0〜5.0で70点として換算中央大学:英語文学文化専攻を除き4.0以上で出願可能法政大学:情報科学部、デザイン工学部で4.0以上出願可能東海大学:4.0以上でスコアに応じて得点換算青山学院大学 総合文化政策学部:4.0以上で出願可能立教大学:異文化コミュニケーション学部を除き4.0以上で出願可能東京理科大学:理学部第二部以外はスコアに応じて得点加点こうして見ると、「バンド4.0」という一見低いように思えるスコアでも、出願資格を得られる大学がかなり多いことが分かります。英検とIELTSの違い多くの高校生がまず目指すのは「英検」ですが、実はこの2つの試験は性質が大きく異なります。英検 日本国内の大学受験や資格加点に強い。しかし海外では...
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アメリカの児童書ならALSC/YALSAで選ばれるものがオススメ!

ALSCとYALSAとは?(アメリカ図書館協会における児童・青少年サービス部門の解説)アメリカ図書館協会(ALA)の中の専門部門ALA(American Library Association/アメリカ図書館協会)は世界最大の図書館関連組織で、図書館サービスの発展と読書推進を担っています。その中には年齢層やサービス分野ごとに分かれた専門部門があり、子ども・青少年に特化したのがALSCとYALSAです。ALSC(Association for Library Service to Children)とは設立:1941年対象年齢:0〜14歳程度(幼児から小学校高学年まで)役割:公共図書館や学校図書館での子どもサービスを支援児童図書館員の専門研修やガイドライン提供優れた児童書を顕彰する賞を主催主な賞:ニューベリー賞(児童文学)コールデコット賞(絵本イラスト)ガイゼル賞(初期読者向け)シベリア賞(ノンフィクション)「子どもと本をつなぐ専門組織」として、アメリカの児童文学文化を支えています。YALSA(Young Adult Library Services Association)とは設立:1...
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プリンツ賞(Michael L. Printz Award)とは?

プリンツ賞(Michael L. Printz Award)(ヤングアダルト文学の最高峰を讃える賞)歴史プリンツ賞(Michael L. Printz Award)は、2000年に創設された比較的新しい文学賞です。授与するのはアメリカ図書館協会(ALA)の青少年図書館サービス部門(YALSA: Young Adult Library Services Association)。この賞の名前は、カンザス州トピカの高校図書館司書であり、ヤングアダルト文学の普及に尽力したマイケル・L・プリンツ(Michael L. Printz)にちなんでいます。彼は生前、生徒に質の高い本を届けることに情熱を注ぎ、その精神が賞の理念に引き継がれています。目的と意義ヤングアダルト文学の地位向上児童文学のニューベリー賞や、絵本のコールデコット賞に比べ、ティーン世代(12〜18歳)を対象とした文学は長らく「評価の空白地帯」でした。プリンツ賞はその空白を埋め、YA文学を正当に評価する場を提供しました。ジャンルを超えた評価受賞対象は現代小説、歴史小説、ファンタジー、SF、グラフィックノベルなど幅広いジャンル。文学的完...