白岡

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要約の勉強をどのようにして行くか?を載せました

英文を読む練習 要約というのはリーディングが命です。 まず、英文を読む練習を行いましょう。 書く練習ばかりしても要約はできません。 まずは内容理解に努めましょう。 具体的なステップは以下の通りです。 ステップ1: 読解力の向上 精読: 短い文章や段落を選び、詳細に読む。 不明な単語やフレーズを調べる。 文法がわからなければ調べたり聞いたりして学ぶ。 各段落の主旨や重要なポイントをまとめる。 必要なら日本語に訳してでも全てを理解する。 速読: 長めの文章を選び、一定時間内に読む練習をする。 主旨や主要なポイントを速やかに把握する訓練をする。 ステップ2: 内容の要約 読んだ文章の要点を簡潔にまとめる練習をする。 主旨とサポートする詳細を抜き出し、短い文にまとめる。 パラフレーズの練習 次に、パラフレーズの練習を行います。 これは同じ内容を異なる言い方で表現するスキルを磨くためのものです。 ステップ1: 単語とフレーズの置き換え 同義語の使用: 原文の単語を同義語に置き換えて練習する。 例: "happy" → "joyful" 例: "important" → "crucial" フレー...
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日本における多読の歴史は浅いですが急速に発展しています

日本における英語多読(英語の多量の読書)の歴史は、比較的新しいものですが、 その発展は急速です 多読の起源と導入 1990年代 英語教育の一環として多読が注目され始めました 特に、英語教育研究者や教育機関によって、 読書が英語学習者の語彙力や読解力の向上に大きく影響することが認識されるようになりました 2000年初頭 古川昭夫氏と酒井 邦秀氏が「多読」に関する著書を発表し、 多読の重要性を広く伝える活動を開始しました 彼らの影響力により、多読は日本の英語教育の一部として受け入れられるようになりました 多読の普及 2000年代前半 多読の利点が徐々に認識され、段階別読み物(グレイデッド・リーダーズなど)が売り出されました また、多読を導入する学校や教育機関が増加しました 2004年 「SSS多読研究会」(NPO法人)が設立されました SSSは「英語多読・多聴の実践的な研究と普及」を目的とし、 多読を推進するための活動やコミュニティを作りました 多読の教育現場への定着 2000年代後半 大学や高校などの教育機関で多読プログラムが導入されるケースが増加します 多読をカリキュラムに組み込むこと...
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24年度の英検対策 英文要約の講座を開きました

24年度から英検はリニューアルがあり、ライティングが大きく変わります 2級からは要約が入ってくるので、教室では要約講座を5月中に数回行いました 指導者用に1回、要約指導講座を 生徒用に4回、要約講座を開きました 指導者対象の要約指導講座 「指導者用の要約指導講座を開いてほしい」 と、英語の先生たちに頼まれて開いた講座です 指導者用の講座では以下のことを紹介しました 要約問題の基本概念 要約が必要な場面について アカデミック英語における要約の役割 英文要約のやり方 英検のサンプル問題を使った要約について 教室での活動実践 ワークブックを使った活動 パラフレーズについて テンプレート 要約に使うフレーズ紹介 具体例 を講座で扱いました 参加してくださった先生方からのコメントはこちらです 生徒対象要約講座 5月中に4回もの要約練習日を設けました! 3回も出席してくれる子がいたりして、どの日も誰かしら参加者がいました 数回参加してくれる子たちは、最後にはだいぶ慣れてスラスラ書けるようになっていました 英検2級受験者が大半で、中には準1受験者もいました 要約は 読めなければ話にならない ので、ま...
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Leveled readers and Graded readersの段階的読み物について

国際多読教育学会(英語です)によると、 Graded Readersのみを読んでいる生徒の方が ネイティブが読んでいる一般書とGraded Readersを併用して読んでいる生徒より fluency(流暢さ)において優っている そうです。 段階的読み物には Leveled readers Graded readers があります。 今日はこの二つについての記事を書きました Leveled Readers 違い Leveled ReadersもGraded Readersも レベルに合わせて適切な教材を提供することを目的としていますが いくつかの違いがあります 対象読者層の違い Leveled readers 主に子供向けに設計されています。 英語ネイティブや第2外国語学習者の 幼稚園から小学校低学年の子供たちが 自分のレベルに合わせて読むことができるように調整されています。 レベルとしては、幼稚園から小学校低学年向けの簡単な物語から、 中学校の高学年向けのより複雑な内容まで、さまざまなレベルが提供されています。 Graded readers 一般的には大人向け(中学生以上)に設計されて...
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2024年度6月(June)の予定&お知らせ

時間割 レッスン日:小学生クラス 火曜日Phonics 17:00-17:30 火曜日:11, 18, 25日 火曜日精読17:30-18:00 火曜日:11, 18, 25日 火曜日多読18:05-18:35 火曜日:11, 18, 25日 水曜日18:00-18:55 水曜日:12, 19, 26日 木曜日精読17:30-18:00 木曜日:13, 20, 27日 木曜日多読18:05-18:35 木曜日:13, 20, 27日 木曜日文法18:35-19:00 木曜日:13, 20, 27日 レッスン日:多読クラス(小/中/高/大/大人) 月曜日(オンライン):3,10,17日 火曜日:11, 18, 25日 水曜日:12, 19, 26日 木曜日:13, 20, 27日 金曜日:14, 28日 土曜日 :1, 8, 15, 22日 レッスン日:英語トレーニングクラス Basic (木曜日) 6日 – 19:50 – 20:50 英文ライティング 6日 – 21:00 -21:30 トレーニング(3Wの生徒のみ) 13&20日 – 21:00 – 21:30 トレーニング Pre...
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裏表紙にある「見出し語(Headwords)」とは?

Graded Readersの裏表紙には Headword (見出し語)というものが書いてあります Graded readersに書かれている「headword」というのは そのテキスト内で重要な単語やキーワードを指します 一般的に、graded readersは異なるレベルに応じて英語のテキストを提供しており それぞれのレベルに適した語彙が使用されています。 その中で、各単語の基本形や基本的な形態が、 テキスト内で特に重要な役割を果たす場合、 その単語が「headword」として扱われます。 このような単語は、読者が物語の流れや内容を理解する上で重要な役割を果たすため、 特に目立って強調されることがあります。 例えば、ある英語のgraded readerがレベル1(初級者向け)の読者を対象としているとします。 その中には、次のような文章が含まれてとします。 Tom likes to play with his dog. They run in the park every day. この場合、"Tom"や"dog"、"run"などの単語が「headword」となります。 これらの単語...
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高校生は英字新聞を読んで世界の情報をつかもう

多読クラス/トレーニングクラス共に 高校生を対象とするクラスは英字新聞を扱っています 文法が頭に入って、まとまった文が読めるようになったら 時事英語をどんどん読んでいくべきです 新聞を読んだ方がいい理由 安価であること 試験対策になること 情報収集 文法に強くなる 語彙に強くなる 素材を選ぶ時間を短縮できる と、良いことばかりなのですね でも、一人でコツコツ読んだ方がいいよと言われても 難しいので習慣的に読むにはハードルが高いのです そこで、教室では新聞を使った課題を毎週出しています 教室で出している課題 教室で課題として出しているのは英字新聞Japan Times alphaから毎週1記事です 新聞の勉強方法はいろいろあると思いますが なるべく色々な方向から勉強できるようにしてあります まず読む 読んだら自分の理解度をノートに記入 本文の意味や文法がわからなければ日本語訳で確認 意味がわかったら見出しと本文を書き写す 見出しは省略が多いので、省略されているところを書き入れる 音声を聞く 音声を聞きながら、意味の塊、音の強弱、音のつながりなどを書き入れる 音の確認をしたら時間を測って音...
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側から見ていると多読レッスンは非常に退屈である

レッスン風景の動画を送ってくれませんか? どのように多読レッスンをしているのか、動画を送って欲しい と英語指導者に言われることがありますが お断りしています 理由は、「動画という名の静止画」でしかないぐらい面白くないからです(笑) 多読というのは 一人で 黙って 自分に合う本を スピード感を持って 大量に読む という活動ですが、側から見ていると全然面白くありません。 生徒たちは一斉に本を読んでいるだけで、 見学したいと問い合わせてくださる指導者やお客様は多いのですが かなりつまらないと思います(笑) このようにただ読んでるだけ(笑) 英語は誰かに学んでいる時に伸びるわけではない 多読の活動というのはどんなことするんですか? とよく言われます 多読というのは「多くを読む」ということですから 指導者は特に何もしません 言語というものは理解可能な英語に触れている時しか伸びませんから、 先生がしゃしゃり出て文法を説明したり、 子どもたちに感想文を書かせたりしたりすると、 やってる側も見学する側も 「やった気になって充実する」のですが 実はほとんど英語に触れていません😅 英語はスポーツと同じ 英...
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2024年度5月(May)の予定&お知らせ

予定 ライティング講座 2級ライティング - 終了 *従来ライティング    日時:5月4日(土)20:00 - 20:40 *要約ライティング    日時:5月4日(土)20:45 - 21:30 レッスン料: Intermediateの生徒:無料(添削料含む) Pre-interの生徒:1コマ550円(添削:別途かかります) *5月に受験予定がない方は受講できません 3級ライティング 日時:5/15(水)20:50 - 21:30 レッスン料: Basicの生徒:無料(添削あり) *5月に受験予定がない方は受講できません 英検の申し込みは5/8までなのでお忘れなく! 時間割 レッスン日:小学生クラス 火曜日Phonics 17:00-17:30 火曜日:14, 21, 28日 火曜日精読17:30-18:00 火曜日:14, 21, 28日 火曜日多読18:05-18:35 火曜日:14, 21, 28日 水曜日18:00-18:55 水曜日:1, 15, 22日 木曜日精読17:30-18:00 木曜日:2, 16, 30日 木曜日多読18:05-18:35 木曜日:2, 16,...
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多読でPrediction(予想)の力を鍛えよう

中学生のクラスで prediction(予想)という技術を勉強しました 実際にアメリカの子たちが読む教材を読んで答えてもらったんですが、 多読を長年している子としてない子に大きな差が出ました predictionというのは本文を手掛かりに自分の答えを書いていくという問題なのですが 答えがあるようでないんですね💦 自力で答えを思いつかないと何も書けないのです😱 「答えがあるものを解く」訓練しかしていないと Prediction(予想)はものすごく難解なものになってしまいます😅 多読を長年生活に取り入れ、小さい頃から自分の意見を言う訓練をしてきた子達にとっては、 この「答えがない」という問題は ものすごく楽しい分野になりますが、 英語は「解くもの」として捉えてきた生徒たちにとっては恐怖でしかありません(もちろん性格的に向いてる子もいるので絶対ではないですよ) 実際、長年多読をやってきた子たちに 「入試もこんな内容だったら嬉しい?」 と聞いたら 「うん!嬉しい!」 と言っていました まとまった英文を常に日本語に直さず大量に読んで、考えてきた子たちというのは、 本当にネイティブのような感覚で物...