多読教室

YL2(2.0-2.9)

YL2.5 I’ll Always Love You

情報題名: I'll Always Love You著者: HANS WILHELM出版社: Dragonfly BooksYL : 2.5語数:461概要男の子と彼の愛犬エルフィは、小さい頃からずっと一緒に過ごしてきました。男の子は毎晩エルフィに「I’ll always love you(ずっと君を愛してるよ)」と声をかけて眠ります。しかしある朝、エルフィは静かに息を引き取っていました。男の子と家族は深い悲しみに包まれますが、男の子はエルフィに伝えてきた「ずっと愛してるよ」という言葉が、自分の心を慰めてくれることに気づきます。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js?20220329","msm...
YL1(1.0-1.9)

YL1.3 A Rainbow of My Own

本の情報題名: A Rainbow of My Own著者: Don Freeman出版社:Puffin BooksYL : 1.3語数:268概要小さな男の子が、雨上がりに見た幻想的な虹を見て思います――「僕だけの虹があったらいいな」そこで彼はレインコートや帽子を着て、虹を追いかけに外へ飛び出します。しかし、虹の終点に行っても消えてしまい、触れることも、手に入れることもできません。それでも男の子は空や木々を見上げ、虹をあれこれ想像しながら楽しく過ごします。そして家に戻ると、窓辺にかかる虹色の光と、それを祝うかのような小さな模様を見つけます――「僕の虹は、いつでもここにあるんだ」(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlin...
ブログ

高校生で月10万語に届かないと何が問題になるのか?

高校生で月10万語に届かない場合、表面的な問題だけでなく深い部分での「伸びの限界」が起きてきます。高校生で月10万語に届かないと起きやすい問題読解スピードの頭打ち単語や構文を逐語的に処理する読み方から抜け出せない長文を読むのに時間がかかり、試験時間に間に合わない精読ばかりになり、内容把握より訳に意識が向く月10万語に届くと:「意味のかたまり」で理解 → 直読直解が可能に語彙の「使える化」が進まない単語帳で覚えた語彙が文脈で出てきても認識できない自分で使うときに語彙が口から/手から出てこない結果、英作文やスピーキングに表現の幅が出ない月10万語に届くと:文中で繰り返し出会う語彙が「使える語彙」になるリスニングとの連動が弱い読み慣れていない構文・語順は聞いても処理できない英語の音が意味につながらず、単語拾いのリスニングに終始結果:リスニング力の伸びが頭打ちになりやすい多読量が増えると:リスニングでも意味単位で理解できるようになる英語で考える力が育ちにくい論理的な文章・抽象的な内容に頭がついていかない意見を求められても、語彙や構文に頼りきりで薄い表現に英語を「考える道具」ではなく「暗記と処理...
ブログ

「英語をやめたい」と言い出す小6の気持ちに寄り添う

「英語をやめたい」と言い出す小学6年生の保護者の方から、こんなご相談を受けることがあります。「子どもが“英語をやめたい”と言い出していて……どうしたらいいでしょうか?」小6といえば、中学進学が少しずつ現実味を帯びてくる時期。学校でも英語の授業が徐々に本格化し、英語の必要性もなんとなく実感し始めている頃です。「ここで辞めたら中学で困る!」と周りからも説得されたり、自分でもそれを実感できる年頃です。それでも「やめたい」「しんどい」と感じてしまう子がいる。実はその多くが、「クラスについていけない」という悩みを抱えています。高学年は英語力の差が広がりやすい時期高学年になると、子どもたちの英語力は一気に伸びていきます。自主的に英検にチャレンジするような子も増えてきます。でも、その一方で、まわりと比べて自分ができていないと感じる先生の指示が即座に理解できない音読が苦手(文字が読めない)単語が覚えられない英検がまだ取れていない/あるいは高い級を取れてないことに焦るそんな「周囲とのギャップ」を意識し始める子も出てきます。英語が嫌いなのではなく、「できない自分」に苦しくなってしまっている。英語の学びは、...
YL0.1-0.5

YL0.5 Windblown 創造力が膨らむ1冊です

多読アプリepicで見つけた楽しい1冊をご紹介しますWindblown題名: Windblown著者: Édouard Manceau出版社: OwlkidsYL :0.5 -語数:241概要風が吹いて、白い紙面にカラフルな小さな紙片が飛んできます。「これは誰の紙?」「どこから来たの?」その紙片は、ニワトリから始まり、魚、鳥、カタツムリ、カエルと、同じ素材で次々に動物の形へと変化し、紙片たちが「これは僕の!」と主張する様子が描かれます。最後に風がこう言います。「それはもう君たちのもの。次は何にする?」読者自身もその紙片を使って自由に想像できる余白が用意されています 。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bund...
YL4(4.0-4.9)

YL4.5 – COMET IN MOOMINLAND

2作目:Comet in Moominland題名: Comet in Moominland著者: Tove Jansson翻訳:Elizabeth Portch出版社: SQUARE FISHYL: 4.5-5.0語数:30,769概要ムーミン谷に巨大な彗星が近づいていると知ったムーミンは、スニフやスナフキンと一緒にその真相を確かめるため、山の観測所を目指して旅に出ます。道中で彼らは、個性豊かな仲間たち(ムラジ、水ネズミ、ヘムレン、スノーク姫など)と出会い、ワニや巨大なトカゲに遭遇し、竜巻や干ばつといった自然災害レベルの試練にも立ち向かいながら旅を続けます。観測所で彼らが知ったのは――「彗星は本当に地球に向かっている」という衝撃の事実。ムーミンたちは急いで谷へ戻り、洞窟に避難します。「もうだめかもしれない」と思いながら一夜を過ごした翌朝、彗星は地球をかすめるように通過し、ムーミン谷は無事でした。命の危機を乗り越えたムーミンたちは、自然と仲間とのつながりの大切さをかみしめるのでした。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;...
YL1(1.0-1.9)

YL1.8 Easy Reader: Mercy and the Hippo

Mercy and the Hippo題名: Mercy and the Hippo著者: Lauren St John イラスト:Nila Aye出版社: Orion Children's BooksYL: 1.8-2.0語数: 900概要母親が亡くなった翌日、池に一頭のカバが現れました。マーシーと弟のゼインはそのカバを「クララ」と名づけ、毎晩、沈む夕日を池のそばで見つめながら、しばし悲しみを忘れる時間を過ごします。ところが、アフリカの夏は厳しく、雨はまったく降らず、池の水はどんどん減っていきます。マーシーとゼインは毎日3回井戸まで水を汲みに行き、自分たち用のバケツ1つとクララのための2つのバケツを運ぶ日々。バケツの針金の取っ手で手に水ぶくれができるほど、過酷な作業です。マーシーは村人たちに「カバの池の水を取らないでほしい」と懇願しますが、誰も耳を貸してくれず、彼女は「頭がおかしい」とまで言われてしまいます──。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentSc...
ブログ

【i+1理論と多読:矛盾するの?補い合うの?】

インプット仮説 i+1理論英語習得について調べていると、よく目にするのが「i+1が大事!」「理解可能なインプットを!」という言葉。でも一方で、英語教育に関わっていると出会うのが「多読」。多読は「簡単なものを大量に読む」のが基本。となると、こう疑問に思いませんか?「え、i+0(簡単すぎ)では成長しないんじゃなかったの?」「多読とi+1って矛盾してないの?」今日はその疑問について、私なりの視点でまとめてみたいと思います。 i+1理論とは?言語習得の理論で有名なスティーブン・クラッシェン博士が提唱したのが「i+1」という考え方。 i = 今の自分のレベル+1 = ちょっとだけ難しい部分(まだ知らないけど推測できる範囲)この「+1」があるからこそ、人は言語を自然に伸ばしていける。これが「理解可能なインプット(Comprehensible Input)」という理論です。難しすぎても理解できないし、簡単すぎても成長しない。英語も筋トレと同じで、ちょいキツが一番効くというわけです。多読は「i+0」?一方、多読(Extensive Reading)の基本ルールは:9割以上わかるやさしい本を選ぶ辞書を使...
YL0.1-0.5

YL0.5 Ghost Cat 読み聞かせにぴったり

題名:Ghost Cat著者: Kevan Atteberry出版社: Neal Porter BooksYL: 0.5語数: 200概要『Ghost Cat』は、大好きだった猫を亡くした男の子が、「ゴーストキャット(おばけねこ)」の気配を感じるというお話です。どこからか音がしたり、ふと影がよぎったり、ふんわりと毛が触れるような感覚があったりして──まるで猫がまだそばにいてくれているように思えるのです。この絵本は、死別の悲しみや、大切な存在を失った後も続いていく愛と記憶を、静かに、やさしく描いています。子どもにも安心感を与えてくれる、心に寄り添う一冊です。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js?...
ブログ

【好きだけでは伸びない?──理解できる英語を積み重ねる意味】

「ハリーポッターが大好きで、映画を字幕なしで観ています!」そんなふうに話してくれる中学生の生徒が、今までも何人かいました。セリフをすらすらと言えるほど作品が好きで、繰り返し何度も観ている。その熱量には素直に感心します。私自身も、好きなものに夢中になれる生徒を見るのは嬉しいものです。でもあるとき、その子たちに中学英語レベルのディクテーションをしてもらうと、ミスが非常に多いことに気づきます。聞き取れないだけでなく、書き取った内容を見ると、英語の意味そのものが理解できていないことが多いのです。「知ってる」と「わかっている」は違う映画を何度も観てストーリーを覚えている。セリフも言える。でも、それは「意味がわかっている」のではなく、音の記憶に過ぎない場合があるのです。たとえば、"You have to be careful, Harry." というセリフを言えたとしても、それがなぜ "have to" なのか、どうして "careful" という単語が使われるのかを理解していなければ、それはただの音まねにすぎません。つまり、「好きで知っていること」と「言語として理解できていること」は、まったく別...