漫画 英文法 「着る」という言い回しの多さ

このブログは「着る」という言い回しを学ぶ記事です

この漫画では、英語で「着る」という動作や「着ている」という状態を表現する際に、どれだけ多くの言い回しがあるかを紹介しています。

この漫画を通じて、英語の豊かな表現力を楽しみながら学んでみてください!

Throw on

throw onは、服やアクセサリーを急いで、または気軽にさっと身につけるときに使う表現です。

特に、時間がないときや、あまり考えずにさっと何かを着る場面でよく使われます。

ニュアンスとしては、短時間で簡単に身につけることを強調しています。

例文

  1. I need to leave now, so I’ll just throw on a jacket.
    (今すぐ出なきゃいけないから、ジャケットをさっと羽織るよ。)
  2. She threw on a pair of jeans and ran out the door.
    (彼女はジーンズをさっと履いて、ドアを飛び出していった。)
  3. He threw on his sunglasses before heading to the beach.
    (彼はビーチに向かう前に、さっとサングラスをかけた。)

Throw on はこのように、急いで服やアクセサリーを身につける際にとても便利な表現です。

Don

Don は、フォーマルな服や特別な衣装を着ることを意味する動詞です。

この言葉は、特に特別な場面や儀式のために服を着る際に使われます。

日常的に使うことは少ないですが、文学的な表現や格式ばった場面で目にすることがあります。

例文

  1. He donned a tuxedo for the gala event.
    (彼はガラのイベントのためにタキシードを着用した。)
  2. The knight donned his armor before the battle.
    (その騎士は戦いの前に鎧を身につけた。)
  3. She donned a beautiful gown for the wedding.
    (彼女は結婚式のために美しいガウンを着用した。)

Don は、普通の服装ではなく、特別な意味を持つ衣装を着る際に使用されることが多いです。

Pull on

Pull on は、服や靴、特に引っ張って着る必要があるものを身につけるときに使う表現です。

ズボン、靴下、ブーツなど、少し力を入れて引っ張る動作が必要なものを着る場面でよく使われます。

例文

  1. She pulled on her socks before putting on her shoes.
    (彼女は靴を履く前に靴下を引っ張って履いた。)
  2. He pulled on his boots and headed out into the snow.
    (彼はブーツを引っ張って履き、雪の中へと出かけた。)
  3. I quickly pulled on my jeans when the doorbell rang.
    (ドアベルが鳴ったとき、私は急いでジーンズを引っ張って履いた。)

“Pull on” は、特に引っ張って履いたり着たりする動作を伴う衣類に自然に使える表現です。

Put on

Put on は、服や靴、アクセサリーなどを身につける動作を指す非常に一般的な表現です。

何かを着たり、履いたり、かけたりする行為全般を指すため、日常会話で広く使われます。

Put on は、何かを身につける行為そのものを広くカバーする表現です。

動作を特に強調せず、単に「着る」「かける」「履く」などの意味で使われます。

例文

  1. She put on her coat before going outside.
    (彼女は外に出る前にコートを着た。)
  2. He put on his glasses to read the newspaper.
    (彼は新聞を読むために眼鏡をかけた。)
  3. I always put on sunscreen before going to the beach.
    (私はビーチに行く前にいつも日焼け止めを塗ります。)
  4. They put on their shoes and went for a walk.
    (彼らは靴を履いて散歩に出かけた。)

Pull on と Put on の違い

“Pull on” と “Put on” はどちらも「着る」という意味ですが、ニュアンスが少し異なります。

  • Put on は、服や靴など、何かを身につける一般的な動作を表します。具体的にどう着るかにはあまり焦点を当てず、ただ「身につける」という意味を広くカバーします。
  • Pull on は、特に引っ張る動作を伴って服や靴を着る際に使います。ズボン、靴下、ブーツなど、体にぴったりしていて引っ張って履く必要があるものに対して使うことが多いです。

違いの例

  1. She put on her jacket.
    • 彼女はジャケットを着た。(動作の内容に特に焦点は当てず、単に「着る」ことを表現)
  2. She pulled on her jeans.
    • 彼女はジーンズを引っ張って履いた。(ジーンズを引っ張って履く動作に焦点を当てている)

put onとpull onのまとめ

  • “Put on” は一般的に「着る」「身につける」という意味で使われ、どのような服やアイテムにも広く適用できます。
  • “Pull on” は、特に引っ張って着る必要がある衣類(ズボン、靴下など)に使われ、その動作に注目しています。

用語説明

“Pullover” と “Sweater” は関連する用語ですが、ニュアンスに違いがあります。

Sweater

Sweater(セーター:読み方は「スウェター」) は、寒さを防ぐために着る長袖のニット製品を指す一般的な言葉です。

素材としてはウールやコットンなどが使われます。

カーディガンのように前開きのものや、プルオーバーのように頭からかぶるものを含みます。

Pullover

Pulloverは、頭からかぶって着るタイプのスウェターやトップスを指します。

前にボタンやジッパーがなく、頭からかぶるデザインのものが特に「プルオーバー」と呼ばれます。

sweater と pulloverのまとめ

  • Sweater は、長袖のニット製品全般を指し、前開きのものも含まれます。
  • Pullover は、特に頭からかぶるタイプのスウェターを指します。

すべてのpulloverはsweaterですが、すべてのsweaterがpulloverではない、という関係です。

Put over

Put over は、特定のものを別の物の上に「かぶせる」「置く」という動作を表す表現です。

何か、特にジャケットやコートなどを上にさっとかけたり、羽織ったりする動作を表す表現です。

主に服を他の服の上に着る場面で使われることが多いですが、他の状況でも「何かを上にかける」動作を表現する際に使われます。

例文

  1. He put the blanket over his shoulders to keep warm.
    (彼は肩に毛布をかけて温まった。)
  2. She put the coat over her dress before going outside.
    (彼女は外に出る前にドレスの上にコートを羽織った。)
  3. It’s getting cold, so put something over your shirt.
    (寒くなってきたから、シャツの上に何か羽織りなさい。)

Try on

Try on は、服や靴などを試しに「着てみる」「履いてみる」という意味のフレーズです。

特に洋服店で購入前に服や靴が合うかどうか確かめる際に使われます。

試着をする動作を表す便利な表現です。

例文

  1. She tried on several dresses before choosing one.
    (彼女は選ぶ前にいくつかのドレスを試着した。)
  2. I need to try on these shoes to see if they fit.
    (これらの靴が合うかどうか試しに履いてみる必要があります。)
  3. He tried on a new jacket at the store.
    (彼はお店で新しいジャケットを試着しました。)
  4. Can I try this on?
    (これを試着して良いですか?)

Slip on

Slip on は、服や靴を簡単に、さっと着る・履くという動作を表すフレーズです。

特にボタンやジッパーなどを使わずに、一瞬で身につけるような場合に使われます。

スリッパやサンダル、フード付きの衣服など、簡単に着脱できるものに対してよく使われます。

例文

  1. He slipped on his shoes and went out the door.
    (彼は靴をさっと履いて、ドアを出て行った。)
  2. She slipped on a jacket as she left the house.
    (彼女は家を出るときにジャケットをさっと羽織った。)
  3. Tomo slipped on his flip-flops and headed to the beach.
    (ともくんはビーチサンダルをさっと履いて、ビーチに向かった。)
  4. I usually slip on a pair of sneakers before going for a walk.
    (私は散歩に行く前に、いつもスニーカーをさっと履きます。)

Wear

Wear は、服やアクセサリー、靴などを「身につけている」「着ている」という状態を表す一般的な動詞です。

動作ではなく、何かを身につけている状態を示す際に使います。(テストでよく狙われる単語です(笑))

日常的に非常に多く使われる表現です。

例文

  1. She wears a uniform to school every day.
    (彼女は毎日学校に制服を着ていきます。)
  2. He is wearing a hat in the picture.
    (彼は写真の中で帽子をかぶっています。)
  3. Do you wear glasses?
    (あなたは眼鏡をかけていますか?)
  4. They wear matching T-shirts at the event.
    (彼らはイベントでお揃いのTシャツを着ています。)

Have on

Have on は、「着ている」「身につけている」という状態を表す表現で、”wear” と同じ意味で使われますが、少しカジュアルなニュアンスがあります。(コミックなどでよく見る言い回しです)

服、靴、アクセサリーなど、身につけているもの全般に使うことができます。

例文

  1. She has on a beautiful dress today.
    (彼女は今日、美しいドレスを着ています。)
  2. He had on his favorite sneakers yesterday.
    (彼は昨日、お気に入りのスニーカーを履いていました。)
  3. What do you have on right now?
    (今、何を着ていますか?)
  4. They all had on matching hats at the party.
    (彼らはパーティーでお揃いの帽子をかぶっていました。)

おわりに

いかがでしたか?

今回は、英語で「着る」や「着ている」を表現するさまざまな言い回しをご紹介しました。

日常的に使われる “wear” や “put on” から、急いで着るときの “throw on”、特別な服を着るときの “don” まで、シチュエーションに応じて使い分けることで、英語の表現がぐっと豊かになります。

英語には、動作と状態を区別するための細かな表現がたくさんあります。

こうした違いを理解することで、より自然で的確な英語を使うことができるようになります。

これからも、いろいろなシチュエーションでこれらの表現を試してみてくださいね!

次回もお楽しみに。

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