ライティングで大事なこと:お題から外れない!英検準2級の例

お題から外れるライティング

ライティングやスピーキングで 「意見+理由2つ」 を答える課題が出て来ることが多いと思います。
このときに気をつけなければならないのが、お題から外れてしまわないことです。

よくあるズレの例

23年第1回目の英検準2級のライティングのお題は以下の通りでした。

Do you think people should stop using their smartphones when they eat with others? 
(人と一緒に食事するとき、スマホを使うのをやめるべきだと思いますか?)

ある生徒の答え:

  1. Because people cannot enjoy talking with others. ⭕️(お題に合っている)
  2. Because people don’t chew well and it is bad for their health. ❌(お題から外れている)

なぜズレになるのか?

このお題のポイントは 「人と一緒に食べるとき」+「スマホを使うかどうか」

つまり「人との関わり」「マナー」「雰囲気」に焦点を当てるべきです。

「健康に悪い」は、スマホの問題ではなく「食べ方の問題」にすり替わってしまっているためズレになります。

なぜお題から外れてしまうのか?

お題を一度しか読まず、キーワードだけで判断してしまう

「smartphone」「eat」という単語にだけ注目 → 「健康」「食べ方」といった方向に考えが広がってしまう。

実際のお題は when they eat with others なのに、その部分を見落としてしまう。

日本語に訳さず「なんとなくの理解」で進めてしまう

英語をざっと見て「スマホ+食べる」で理解 → 正確なお題の意図をつかみきれない。

「人と一緒に食べるとき」という条件が抜け落ちる。

書きやすいアイデアに飛びついてしまう

「健康」は英作文でよく使うテーマなので、つい持ち出してしまう。

でも今回は「人との関わり」がメインテーマ → アイデアがズレる。

時間制限で焦ってしまう

テストでは短時間で答えを考えなければならない。

「とりあえず思いついた理由」で書き始めてしまい、テーマとのずれに気づかない。

ブレインストーミングの訓練が十分でない

ブレインストーミングを練習していないと「お題の条件」を軸に考えられない

大事な条件を見落として、単語の連想ゲームになってしまう。

アイデアの幅が狭い

→「健康」「勉強」「便利」など、いつも同じパターンのアイデアに頼ってしまう。

→新しい視点(マナー、雰囲気、気持ちのつながりなど)が出てこない。

    防ぐための工夫

    • お題は何かを書くたびに読む
    • 「キーワード」だけではなく「条件」に注目する。
      • 今回なら → “when they eat with others” を見落とさない。
    • 書く前に「自分の理由はお題の質問に直接答えているか?」をチェックする。

    使える理由の型を貯めておこう

    使える型を自分の中に貯めておくのも大事なことです。

    今回のお題に関しては以下の型が使えます。

    Communication(会話・気持ちのつながり)

    If people use their smartphones, they cannot enjoy talking with others.
    (スマホを使うと他の人と話が楽しめない)

    Manners(マナー・礼儀)

    Using smartphones at the table is not polite.
    (食事中にスマホを見るのは失礼だ)

    Enjoyment(楽しさ・雰囲気)

    People can enjoy eating and tasting food more without smartphones.
    (スマホがないほうが食事や味をもっと楽しめる)

      教室ではライティング専用のクラスがありますので、レベルアップしたい方は、しっかり書き方を学んでくださいね!

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