パラグラフライティングを始める前に教えること

中学生にとって、なぜ topic sentence はこんなに難しいのか

「雛形を見て、たくさん書く」だけでは解決しない

中学生にライティングを指導していると、強く感じることがあります。
それは、topic sentence を作ること自体が本当に難しいということです。

しかもこれは、練習量の問題ではありません。

どれだけ書かせても、topic sentence が良くならない、というか、わかっていない😱
そんな場面を何度も見てきました。

そのとき、「もっと書こう」という指導が意味のない活動になってしまうことがある、と感じるようになりました。

問題は「書けない」ことではない

多くの中学生にとって、topic sentence とは

  • とりあえず最初の文
  • I think が入っている文
  • なんとなく長い文

そんな曖昧なイメージしかありません。

topic sentence が何をする文なのかが分かっていないのです。

分からないものは、当然、書けません。

topic sentence は「書く力」以前に「見分ける力」

私が強く思うようになったのは、これです。

topic sentence は
最初はライティングのスキルではなく、認識のスキルである。

短い段落を見たときに、
「この文が他の文を支配している」
と一発で分かること。

これができないまま書かせても、書く作業は推測ゲームになってしまいます。

書かせる前に必要なこと

まず必要なのは、topic sentence が一目で分かるワークです。

たとえば、

  • topic sentence を探す
  • どの文が「司令塔」か選ぶ
  • トピック文と具体文をマッチさせる
  • トピックにならない文と比較する
  • 色分けして役割を可視化する

これらは書かせません。でも、理解は確実に積み上がります。

ワークの例

Which sentence should be the topic sentence to make a good paragraph?

  1. I cut vegetables and cook rice.
  2. I make dinner for my family every day.
  3. I go to the kitchen after school.
  4. This helps my parents and makes me feel useful.

このワークをやらせたら英検3級レベルの子達は全員が間違えるという結果になりました😱!

書くのは「分かった後」

topic sentence が
「これだ」と分かるようになってから、初めて「自分で書く」に進む。

この順番を守らないと、

  • なんとなく真似する
  • できた気になる
  • でも身につかない

という状態になりやすいのです。

まとめ

topic sentence がうまく書けない理由は、見る・分類する段階を飛ばしているからです。

topic sentence は、最初はライティングの問題ではなく、リーディングと思考整理の問題

そこに気づけるかどうかが、ライティングの質を大きく左右するのだと思います。

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