そもそも「多読」と呼ぶにはどのぐらい読む?
英語の文法を「自然に身につける」ためには、十分な量のインプットが必要です。
つまり、「多読」になっている子は、語彙や文法を意識せずに吸収できますが、
「少読」ではその効果は期待できません。
ですからまず、「多読になっているか?」を確認する必要があります。
「多読」語数の目安
「多読」になるには、
多読語数目標
学年 | 年間目標 | 期間合計 | 3年間合計 |
---|---|---|---|
低学年(1~3年生) | 10万~30万語 | 30万~90万語 | |
中学年(4~5年生) | 20万~40万語 | 40万~80万語 | |
高学年(5~6年生) | 40万~60万語 | 80万~120万語 | 3年間で120万~200万語 |
中学生(1~3年生) | 30万~40万語 | 90万~120万語 | 3年間で90万~120万語 |
高校生(1~3年生) | 60万~80万語 | 180万~240万語 | 3年間で180万~240万語 |
⭐️小学校卒業までに最低100万語、理想は150万~200万語!
⭐️中学は年間30万~40万語ペースで維持し、高校で爆発的に増やすのが理想!
1~3年生
🎯 年間目標:10万~30万語(3年間で30万~90万語)
1日あたり → 300~1,000語
このペースなら…
英語の音やリズムに慣れる(音読やリピートで定着)
短い文章がスラスラ読めるようになり、英語を「楽しい」と感じる!
4~5年生
🎯 年間目標:30万~50万語(2年間で60万~100万語)
1日あたり → 1,000~2,000語
このペースなら…
「英語で読むこと」に抵抗がなくなる!
英語の「型」がなんとなく身についてくる!
100万語を超えると、英語の文章が自然に読めるようになる!
5〜6年生
🎯 年間目標:50万~80万語(2年間で100万~160万語)
1日あたり → 2,000~3,000語
このペースなら…
中学に入る前に、長い文章を読むことが当たり前になる!
文法を学ばなくても、「正しい英語」が感覚でわかる!
リスニングやスピーキングでも、自然な英語のリズムが身につく!
中学生
🎯 目標:3年間で120万語(年40万語)
1日あたり → 1,500語~2,000語
年間目標:40万語(最低ライン30万語)
このペースなら…
*3年間で文法の「感覚」が身につき、簡単なライティングやスピーキングもスムーズ
*高校で本格的な長文読解に入る前に、英語の「型」を確立できる
高校生
🎯 目標:3年間で250万語(年80万語)
1日あたり → 3,000語~4,000語
年間目標:80万語(最低ライン67万語)
このペースなら…
*文法問題でも「なんとなく正しい答えがわかる」状態に!
*大学受験レベルの長文が、余裕を持って読める!
*スピーキング・ライティングの正確性も向上し、「英語を使えるレベル」に到達!
なぜ小学生の方が読む量が多くてもOK?
小学生の本は語数が少ないが、読む冊数が多い
小学生は「絵本・Graded Readers・児童書」中心なので、1冊あたりの語数が少ない
そのため、「とにかくたくさん読む」ことで、結果的に語数が増えやすい
小学生は「時間の確保」がしやすい
宿題や部活の負担が少なく、読書時間を確保しやすい
「楽しく読む」ことに集中できるので、読書量が伸びやすい
読むスピードが速くなると、語数が一気に増える
小学生のうちに「スラスラ読める本」を大量にこなすことで、中学・高校での読むスピードが大幅に向上
その結果、同じ読書時間でも、より多くの語数をこなせるようになります。
まとめ
✅ 小学生:年間20万~60万語 → 3年間で120万~200万語
✅ 中学生:年間30万~40万語 → 3年間で90万~120万語
✅ 高校生:年間60万~80万語 → 3年間で180万~240万語
✅ 小学校のうちに100万語を超えていると、中学以降の英語が圧倒的にラク!
このペースなら、小学生でしっかり基礎を作り、中学で維持し、高校で伸ばせます!