Common Mistakes:生徒がよくする英語のミスを集めました

生徒がよくする英語のミス集

ライティングを指導していると、皆さんが同じところでミスを繰り返すことに気づきます。

そのミスを集めてみました。

Mistake 1 — Unnecessary capitalization after introductory adverbs/phrases

ミス① — 導入の副詞やつなぎ語の直後を大文字にしてしまう

原因分析

  • カンマ(,)を文末のように感じてしまう。
  • 端末の自動大文字化の影響。
  • 日本語の読点感覚を英語の文境界に当てはめてしまう。

❌ For example, The dogs are friendly.
 (例えば、犬たちは親しみやすいです。)

⭕️ For example, the dogs are friendly.
 (例えば、犬たちは親しみやすいです。)

❌ At first, She didn’t understand.
 (最初、彼女は理解しませんでした。)

⭕️ At first, she didn’t understand.
 (最初、彼女は理解しませんでした。)

Mistake 2 — Writing alot instead of a lot

ミス② — a lot を alot と書いてしまう

原因分析

音がつながっているから。

⭕️ I like cats a lot.
 (私は猫が大好きです。)

⭕️ She studies a lot every day.
 (彼女は毎日たくさん勉強します。)

Mistake 3 — Confusing every day (毎日) and everyday (日常の)

ミス③ — every day(毎日)と everyday(日常的な)の混同

原因分析

品詞(副詞/形容詞)の違いを意識しにくい。

音が同じで区別しづらい。

❌ I go to school everyday.
 (私は毎日学校へ行きます。)

⭕️ I go to school every day.
 (私は毎日学校へ行きます。)

⭕️ These are my everyday shoes.
 (これは私の日常用の靴です。)

Mistake 4 — Everyone have instead of Everyone has

ミス④ — Everyone have としてしまう

原因分析

  • 代名詞の意味(集合)と文法上の数(単数)のズレ。
  • everyoneを日本語で「みんな」と覚えている子が多いのでallと間違う。

❌ Everyone have homework.
 (みんな宿題があります。)

⭕️ Everyone has homework.
 (みんな宿題があります。)

⭕️ Everyone has a chance to speak.
 (みんな発言のチャンスがあります。)

Mistake 5 — Theirself instead of Themselves

ミス⑤ — theirself と言ってしまう

原因分析himself/herself に引きずられる

❌ They did it by theirself.
 (彼らはそれを自分でやりました。)

⭕️ They did it by themselves.
 (彼らはそれを自分たちでやりました。)

⭕️ Students should check their answers by themselves.
 (生徒は自分で答えを確認すべきです。)

Mistake 6 — Splitting cannot into can not

ミス⑥ — cannot を can not と書いてしまう

原因分析

  • 学習初期の「not を後ろに付ける」規則の過一般化。
  • 助動詞+否定の見た目で分けたくなる。

❌ I can not swim.
 (私は泳げません。)

⭕️ I cannot swim.
 (私は泳げません。)

⭕️ We cannot wait any longer.
 (私たちはもうこれ以上待てません。)

Mistake 7 — Dropping “to” in go to

ミス⑦ — go to の to を抜いてしまう

原因分析

動詞+目的語の直結発想(Go Chinaなど)の干渉。

❌ I go China every year.
 (私は毎年中国へ行きます。)

⭕️ I go to China every year.
 (私は毎年中国へ行きます。)

⭕️ She went to the park yesterday.
 (彼女は昨日公園へ行きました。)

Mistake 8 — Mixing be verb and general verb

ミス⑧ — be動詞と一般動詞を一緒に使ってしまう

原因分析

「〜しています」の日本語に引きずられ、be と一般動詞を重ねる。

❌ I am study English every day.
 (私は毎日英語を勉強します。)

⭕️ I study English every day.
 (私は毎日英語を勉強します。)

⭕️ I am studying English now.
 (私は今英語を勉強しています。)

Mistake 9 — Forgetting be verb in progressive form

ミス⑨ — 進行形に be動詞を入れ忘れる

原因分析

swimmingやcookingのような言い方が日本語にあるので、そのような語に引きずられる。

❌ I working at a café.
 (私はカフェで働いています。)

⭕️ I am working at a café.
 (私はカフェで働いています。)

❌ She playing tennis.
 (彼女はテニスをしています。)

⭕️ She is playing tennis.
 (彼女はテニスをしています。)

Mistake 10 — Using I can know

ミス⑩  — I can know と言ってしまう

原因分析

  • 日本語の「知ることができる」を直訳してしまう。
  • 英語では know は「状態動詞(知っている)」なので、普通は can と組み合わせない。
  • 「調べれば知れる」= find out / figure out を区別できていない。

❌ I can know the answer.
 (私はその答えを知ることができます。) ← 英語的には不自然。

⭕️ I know the answer.
 (私は答えを知っています。)

⭕️ I can find out the answer.
 (私は答えを調べて知ることができます。)

⭕️ I will get to know the answer soon.
 (私はすぐにその答えを知ることになるでしょう。)

Mistake 11 — Adding a comma after But

ミス⑪  — But の後にカンマを入れてしまう

原因分析

  • 日本語の「しかし、〜」の感覚で「、」を入れたくなる。
  • 英文の書き方として「接続詞の直後にカンマ」は不要。
  • But, は手紙や古風な文体ではあり得るが、現代の標準的な英文では使わない。

❌ But, I was tired.
 (しかし、私は疲れていました。)

⭕️ But I was tired.
 (しかし私は疲れていました。)

⭕️ I wanted to go, but I was tired.
 (行きたかったのですが、疲れていました。)

Mistake 12 — Adding a comma after Because

ミス⑫ — Because の後にカンマを入れてしまう

原因分析

  • 日本語の「なぜなら、〜」の感覚で「、」を入れたくなる。
  • 英語では接続詞の直後にカンマは不要。
  • ただし文末で理由をまとめるときはカンマ+because 節を使う場合もある(構造が違う)。

❌ Because, it was raining, we stayed home.
 (雨が降っていたので、私たちは家にいました。)

⭕️ Because it was raining, we stayed home.
 (雨が降っていたので、私たちは家にいました。)

⭕️ We stayed home because it was raining.
 (私たちは雨が降っていたので家にいました。)

いかがでしたか?

ご自分のミスはありましたか?

英語はミスを繰り返しながらレベルアップするものなので、必要以上に落ち込まず、何度も音読したりして口に馴染ませてマスターしていきましょう。

他にもまた見つかりましたら足していきますね♪

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