多読ブログ

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精読だけでは届かない場所──多読が育てる英語との距離感

「多読は意味がない」とか、「流し読みでは力がつかない」といった意見を耳にすることがあります。たしかに一理あります。流し読みばかりしていると、わかるところだけをつなげて、本当に大事な部分を飛ばしてしまう。“なんとなく”の理解のまま終わってしまう危険性もあります。でも、教室で生徒たちを見ていると、やっぱり多読をしている子は違うんです。精読の限界精読はもちろん大切です。一文一文を丁寧に読み、文法や語の使い方を意識して理解する力は、英語の「骨格」を作りますけれど、精読だけだとどうしても量が足りない。読むスピードも、語感も、言語としての「慣れ」も育ちません。しかも精読の題材は、どうしても難しい内容になりがちです。抽象的なテーマや難単語が多く、逆に基本的な語や日常的な表現に触れる機会が減ってしまう。難しいものを理解しなくてはいけないので、ますます量も減ります。その結果、「理解はできても自然に読めない」「簡単な単語が出てこない」という状態に陥ってしまうのです。「量」が足りないという現実私は以前、「多読なし」で英語を教えていました。そこで痛感したのが、圧倒的な“量”の不足です。子どもたちはたくさん問題...
YL1(1.0-1.9)

Ready to Read 3: Pinky and Rex シリーズ

Pinky and Rex and the Spelling Bee題名: Pinky and Rex and the Spelling Bee著者 : Melissa Sweetイラスト:James Howe出版社: Simon SpotlightYL 1.6-2.0語数:2539概要ピンキーとレックスのクラスでは、ついに「スペリング・ビー(綴りの大会)」の日がやってきます。レックスはもともとスペルが苦手で、「みんなの前で間違えたらどうしよう」と不安でいっぱい一方、ピンキーは得意なほうで、自分が優勝するかも!と少しワクワクしています。ところが、クラスにはもう一人、すごくスペルの上手な新しい子がいて、ピンキーはだんだん自信をなくしていきます。大会が始まると、レックスは早い段階で間違えてしまい、落ち込んでしまいます。その後、ピンキーもステージ上で思いがけない失敗をしてしまい、恥ずかしい思いをします。そんなピンキーを励ましたのは、落ち込んでいたはずのレックスでした。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||functi...
YL0.1-0.5

ハロウィン季節に読む分かりやすい多読本をご紹介

The Little Old Lady Who Was Not Afraid of Anything題名:The Little Old Lady Who Was Not Afraid of Anything著者 : Linda Williamsイラスト:Megan Lloyd出版社: HarperCollinsYL: 1.0語数: 716概要ある日、怖いもの知らずのおばあさんが森の中を歩いていました。夕方になると、彼女の前に次々と不思議な物体が現れます。まず、カタカタ音を立てる茶色いブーツが登場し、その後も揺れるズボンやフワフワとしたシャツなど、さまざまな服がひとつずつおばあさんを追いかけてきます。物たちはどんどん増え、最終的にはおばあさんの後ろに「怖い」ものたちが集まりますが、おばあさんは冷静に対応します。そして家に戻ると、追いかけてきた物たちに対して、おばあさんは驚くべきアイデアを提案します。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.cu...
YL4(4.0-4.9)

YL4 – National Geographic Global Issues

🌍 Global Issues シリーズGlobal Issues シリーズは、ナショナルジオグラフィックが発行する英語学習者向けのリーディング教材シリーズです。地球温暖化や環境破壊、貧困や教育格差、移民、生活水準、エネルギー、人口問題など、世界が直面している重要な課題をテーマごとに取り上げています。各巻は、美しい写真や図表、実際の人物や国の事例を通じて、複雑な社会問題をわかりやすく解説。英語を学びながら、国際理解や批判的思考を育むことができます。また、リーディングレベルに応じた複数のバージョン(Below-Level、On-Level、Above-Level)が用意されており、中学生から高校生、そして英語学習を深めたい大人まで幅広い層に対応しています。学習者は英語力を伸ばすだけでなく、「自分の暮らしと世界とのつながり」を実感できる、まさに英語+地球市民教育(Global Citizenship Education)に最適なシリーズです。Standard of Living題名: Standard of Living著者 : Ph.D. Milson, Andrew J.出版社: Na...
YL0.6-0.9

YL0.6 Mushroom in the Rain

書籍情報題名:Mushroom in the RainYL: YL0.6〜語数: 503著者:Mirra Ginsburgイラスト:Jose Aruego大きさ:25.4 x 0.3 x 20.3あらすじ雨が降ってきましたありが雨宿りをしようと、小さなキノコの下に避難しましたすると、チョウが入りたいと言って飛んできたので、アリは「狭いから入り切らないよ」と言いますでも、チョウは「濡れるよりいいよ」と言って無理やり入りますその次は、ネズミが雨宿りにきましたなんとか入れることができます(驚)!その後、スズメ、ウサギがやってきて、みんなで避難することができました小さいキノコの下になぜ入れたのでしょう?読んでいくと、キノコの秘密がわかりますよ!読み聞かせにも使ってください♪(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,docume...
YL3(3.0-3.9)

YL3.0 – Letting Swift River Go

書籍情報題名: Letting Swift River Go著者 : Jane Yolenイラスト:Barbara Cooney出版社: Turtleback BooksYL: 3.0語数: 1062概要若い少女サリー・ジェーン(Sally Jane)は、マサチューセッツ州のスウィフト・リバー渓谷(Swift River Valley)で育ちました。村には古い石の水車小屋やたんぽの木々、学校へ続く小道があり、彼女の遊び場でもありました。しかし時代の変化と都市ボストンの水需要増加により、政府はこの渓谷の町々を買収し、住民を立ち退かせて土地を水没させる計画を立てます。サリー・ジェーンの村や家々、記憶が水の下へ沈んでいきます。最終的に、完成した貯水池(Quabbin Reservoir)の上を父親とともにボートで漕ぎながら、彼女はかつて住んでいた土地を見つめ、母の言葉「You have to let them go, Sally Jane(それらを手放さなければならないのよ、サリー・ジェーン)」を思い出します。失われたものとどう向き合うかを描いた、切なくも美しい物語です。(function(...
YL4(4.0-4.9)

YL4.0- The Reasons for Seasons

情報題名: The Reasons for Seasons著者 : Gail Gibbons出版社: Holiday HouseYL: 4.0-4.5語数: 1082概要この本は、「なぜ季節が変わるのか」をやさしい言葉と図を使って説明しています。主な内容は以下の通りです:地球の軸が傾いていること(tilt of Earth’s axis)が季節の変化を引き起こす理由地球が太陽のまわりを回る軌道(orbit)と、その位置関係によって日照時間や太陽光の強さが変わること北半球と南半球で同時期に逆の季節になることの説明各季節(春・夏・秋・冬)の特徴と、世界の各地(極地、赤道、北半球・南半球)での違い最新版(New & Updated Edition)では、至点(solstices)・分点(equinoxes)の説明も追加されています。図解が多く、地球と太陽の関係を視覚的に示していて、小学生にも理解しやすい構成になっています。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentS...
YL1(1.0-1.9)

YL1.0 The Wolf the Duck and the Mouse

本の情報題名: The Wolf, the Duck and the Mouse著者 : Mac Barnettイラスト: Jon Klassen出版社: Puffin BooksYL: 1.0語数: 492概要ある日、ネズミがオオカミに食べられてしまいます。ところが、お腹の中にはすでに住み着いていたアヒルがいて、二匹は出会います。アヒルは「ここなら天敵に襲われないし、食べ物もオオカミが食べるたびに降ってくる」と言って、むしろ快適に暮らしていました。やがてネズミもオオカミのお腹の中での生活を楽しみ始めます。しかし、オオカミが狩人に襲われたとき、アヒルとネズミはお腹の中から協力してオオカミを救います。結果、オオカミは二匹を感謝し、三者は不思議な共生関係を築くことになるのです。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts;(b.q=b.q||,e.appendChild(d))})(window,do...
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漫画 英検アウトプット ネタ:手書き vs デジタル

お題:Do you think it is better for students to write by hand than to use tablets or computers?この漫画は「手書きとタブレット、どちらが学生にとって良いのか?」というテーマを、EmmaとLilyの会話を通して描いています。ライティングやスピーキングでは、話題について自分の意見と理由を説明する力が求められます。この漫画では、理由や意見が自然な会話の中で紹介されているため、意見を考えるヒントとして活用できます。Key Words from the Story1. memoryhow well you can remember things:記憶、覚える力Example: Handwriting helps memory.訳: 手書きは記憶に役立ちます。2. concentrationthe ability to focus on something:集中、注意を向ける力Example: Handwriting helps concentration.訳: 手書きは集中に役立ちます。3. convenie...
YL1(1.0-1.9)

Helbling Readers Fiction Level 2

Helbling ReadersHelbling Readers シリーズは、英語学習者のためにレベル分けされたリーダー教材です。Red Series(Level 1〜3/CEFR A1〜A2)では、中学生向けのやさしい語彙と多彩なジャンルの物語を楽しめます。さらに Blue Series(Level 4〜5/CEFR A2〜B1)では、語数や内容がステップアップし、高校生や中級レベルの学習者にも読み応えのある作品が揃っています。いずれのシリーズも、イラストやアクティビティ、音声・デジタル教材が充実しており、楽しみながら英語の読解力を伸ばすことができます。Jack and the Westbourne Fair題名: Jack and the Westbourne Fair著者: Martyn Hobbs出版社: ABAXYL: 1.4語数: 4,334概要いたずら好きで先生に睨まれているものの、根は素直な少年ジャックの物語です。校長先生の駐車スペースに落書きをしたと誤解され、家で反省(grounded)させられますが、その日は地元に移動遊園地が来ている日でした。ジャックはこっそり抜け...