違い

ブログ

Leveled readers and Graded readersの段階的読み物について

国際多読教育学会(英語です)によると、Graded Readersのみを読んでいる生徒の方がネイティブが読んでいる一般書とGraded Readersを併用して読んでいる生徒よりfluency(流暢さ)において優っているそうです。段階的読み物にはLeveled readersGraded readersがあります。今日はこの二つについての記事を書きましたLeveled Readers違いLeveled ReadersもGraded Readersもレベルに合わせて適切な教材を提供することを目的としていますがいくつかの違いがあります対象読者層の違いLeveled readers主に子供向けに設計されています。英語ネイティブや第2外国語学習者の幼稚園から小学校低学年の子供たちが自分のレベルに合わせて読むことができるように調整されています。レベルとしては、幼稚園から小学校低学年向けの簡単な物語から、中学校の高学年向けのより複雑な内容まで、さまざまなレベルが提供されています。Graded readers一般的には大人向け(中学生以上)に設計されています。異なるレベルの英語学習者に対応するように...
ブログ

英検の問題文のYLとペーパーバックを読めるYLは違う

英検問題文のYL「この本はYLどれぐらいですか?」と聞かれることはあまりないのですが、「英検○級のYLはどれぐらいですか?」「この本は何級だったら読めますか?」「TOEICって英検○級よりYL高い/低いですか?」というご質問は頻繁に受けます。それだけ英検などの試験に関心が高いんでしょうね。コスモピアが表を作って目安を書いてくれているので興味がある方は覗いてみて下さい。本屋さんにいって洋書を探すと、帯に「英検2級レベル」とか書いてあったりします。でも、私の印象は大分違います。以下は私が生徒さんを観察した上で得た感覚です↓準2級を取得したぐらいではYL0.6を読むのが苦しい子もそれなり数います英検と多読の違いを知ろう読書量の違いYLを聞かれても、もちろん、ざっとはお答えできますが、英検の文章というのは「ものすごく短い」ですよね?あんなに短いモノと多読で読む本では、そもそも量が全く違います。英検は1級ですら、一番長い文章問題では800語ぐらいです。準1級ならせいぜい500語となります。上位校の大学受験の問題ですら2000語レベルです。でも、多読する本は800語だの2000語だの、そんな少ない...