お子さんの多読の取り組みのお悩みにお答えします

保護者の方から今までも今も よくいただくご相談:

長年教室をやっていると、

保護者の方たちから

「家で全然読まないんですけど。。。」
「教室に行ってしまえば楽しいみたいなんですけど、家でやるのを嫌がって。。。」
「読んだ読んだと言ってるけど絶対読んでないと思う」

などなど呟きが洩れます

教える側としては、
「そりゃ毎日読んだ方が良いですし、読めれば素晴らしい英語力になります」

と言いたいですけど、

みなさんは、英語だけやっているわけじゃないですよね?

他の教科もあるし、
他の習い事もある

友達とLINEしたり、部活動を頑張ったり、

忙しいんです

つい怒って「やめろ」という選択肢を渡してしまう

「英語力を誰よりもつけたい!!」
とご本人が言っていたとしても、

いざやろうとすると違うことに気がいってしまう😅

(誘惑はいっぱいありますからねw)

そんなお子さんの姿を見ると、

つい、「読みなさい!!」

と怒ってしまう

それでお子さんと喧嘩になって

「読まないなら、もう教室行かなくていい!!

先生にも迷惑だし!!」

と怒鳴ってしまったりしていませんか?

ちょっと立ち止まって長い目で見てください

英語は「やらない」という選択ができないことを、保護者の方は本当に分かっていますか?

「やめろ!」と怒鳴った後の彼らの行動を本当に理解していますか?

「やめていい」という選択肢を渡されたお子さんたちが、

「やめたって大丈夫!自力で頑張ろう!」と思うと思いますか?

「自分ができないことに気づいたら自力で頑張るだろう」って本気で思っていますか?

「量が必須」である英語を、お母様に対する反発心で継続できる、と本気で思っていますか?

中高の英語が、昔と違って、恐ろしいぐらい難しいことを本当に分かっていますか?

英語は嫌でも大学受験までは必要です

理系に進もうが、文系に進もうが逃れることはできません

今は英検2級を持っていなければ大学に出願できないぐらい英語が重視されています

お子さんに易々と「英語をやらなくていい」という選択肢を与えないでください

怒鳴って辞める子が行き着く先は

「英語嫌い」

ですよ?

まずみなさんに覚えておいてほしいこと

お子さんは「読もう」と自分で決めないと読みません

(声かけは大事ですけど、「読め!」っていうのはやめましょう)

多読は最終的には「楽しみ」で続けることが一番大事です
強制されたらそれはもうただの拷問です

逆に言えば、強制されて読んでも多読になりません(笑

うちの子が(教室に)迷惑かけていると思う

とにかく、このよく分からない「教室に迷惑」というマインドを捨てること😅

お子さんは迷惑なんかかけてません
家で読まなくても教室では読んでいます
(そうじゃなければこちらからご相談します)

多読は長く続けないと意味がないんです。
今だけを見て「読んでない」と決めつけたり、量の少なさに悩むのは無意味です

今ガンガンに読んでいても急に読まなくなったり、その逆だったり、はよくあります

絶対にやってほしくないこと

「周りの人と比べること」

入会時期が違いますし、行ってる学校も違います
友人関係も違いますし、部活動なんかも人それぞれです

多読を大いに取り組んでいる高校があるかと思えば

多読ってなんですか?という先生もまだまだいます

みなさんの取り巻く環境が全く違います

勝手にクラスメイトを「できる」と思ったりするのはやめてください
逆も同じ。

(それも大抵、「あの子のレベルは高い」という判断が間違ってることが多い😅)

「自分の子はこんな低いレベルなのに、、、○○さんは、あんな厚い本を読んでる」

という感覚も捨ててください

多読というのはそういうものじゃないんです

  • 本を読んでウルウルしたり
  • クスッと笑ったり
  • 元気をもらったり

普通だったら日本語で読むものを洋書で体験しているんです

「今も将来的にも洋書を読んで楽しめる」

ということが最大のゴールです

贅沢な時間をとりあげないでください

1週間にたったの数回でも英語の本を読んで、楽しんで、他の人とは違う英語力を身につける

こんな贅沢はないんじゃないですか?

多読はまだまだ全国に広がっていません。
知らない人も多いです

でも、みなさんは、

多読という出会いがあって

洋書を読んでいます♪

こんな良い環境にいるんですから洋書を読める機会を楽しんでください。

「英語をいくら勉強してもできるようにならなかった」

「英語は辛いものだった」

という従来の英語教育とは違います

保護者の方たちが体験したことのない教育を受けて、楽しんで読んでいるんです

経験したことがないんですから、分からない世界を勝手に判断して諦めるのはやめてくださいね

「ちょっと洋書を読む」。。。そんな贅沢な時間を子供たちから取り上げないでください💕

多読のゴール

教室ではあんなに読んでいたのに教室を卒業して全く読まなくなった。。。

英語の偏差値があんなに高かったのに。。。

普通はそういう子が圧倒的に多いです

でも、その中でもたまに

自分で洋書を買って楽しむ子が出てきます

それこそがゴールだとは思いませんか?

教室をやめても自力で洋書を楽しんだり、ネットサーフィンしたり、英語を自由自在に(自分なりで十分です)使う。。。

長い人生、そういう子が育ったら素敵じゃないですか?

せっかく多読をやるんです

傍に洋書でも和書でも置いて、気軽に読める。。

そういう子に育てるよう大人が精一杯努力しましょう!!!

「家でちっとも読まない」

じゃなくて、

「教室であんな難しい本を読んでるのかあ。すごいね!」

って心から思ってほしいです💕

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