英語表現

普段何気に使っている表現を英語にすると何て言うのかな?と疑問に思うことがありますよね。

そういう表現を集めてみました。日々の学習に取り組んでもらえると嬉しいです♪

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NHK 基礎英語レベル2を聞いてびっくりしました!

基礎英語に I stan them hard. が登場!?中学生が任意でNHKのディクテーションの宿題をしてきてくれるので、私も一緒に聞いています。NHK基礎英語2(9月8日の放送)を聞いていたら、思わず耳を疑いました。出てきたのはなんと――"I stan them hard."「stan」ってあの「推し」の意味で使われるネットスラングです!中学基礎レベルのテキストに、こんなリアルな英語が出てくるとは驚きでした。I stan them hard. の意味stan はもともと stalker fan が語源(Eminemの曲「Stan」から広まった)ですが、今は 「激推しする」とか「めっちゃ応援してる」 という意味で、SNSや若者の会話でよく使われます。例:I stan BTS.→ 「BTSをめっちゃ推してる」Do you stan this group too?→ 「あなたもこのグループ推してる?」メモエミネムは2000年に「Stan」という曲を出しました。その歌では“Stan”というファンがエミネムに手紙を書き続け、かなりファン活動が行き過ぎた状態になります。この曲の強い感情やファン...
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「知ることが出来る」は「I can know many things.?」

「I can know」は正しい?学習者が迷いやすい英語表現よく見る生徒の英作文こんな文を書いたことはありませんか?I can know a lot of things such as math, science, and English.一見正しそうですが、実は不自然に聞こえます。なぜ不自然?ポイントはknow という動詞の性質にあります。know は「すでに知っている状態」を表す 状態動詞can は「できる/能力がある」を表す助動詞 「知ることができる」という表現はふつう英語では言わないのです。例:⭕️ I know English.(私は英語を知っている)❌ I can know English.(私は英語を知ることができる)→ 不自然正しい言い方多くの場合、学習者が言いたいのは「学ぶことができる」や「習得できる」という意味です。このときは learn を使います。I can learn a lot of things such as math, science, and English. (数学や理科、英語など、いろんなことを学ぶことができます)「I can know」が使える...
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英語でよくまちがえる! every day と everyday

間違いやすい単語生徒のライティングを添削していると間違いのトップに来るほど間違えやすいもののひとつがeveryday (2語)とeveryday(1語)です。「毎日」と言いたいとき、ついeverydayと書いてしまって❌になることはありませんか。なぜ間違える?実は、これにはちゃんと理由があります。発音が同じだから どちらも /ˈev.ri.deɪ/ と読むので、聞いただけでは区別できません。日本語の影響 日本語では「毎日」が1つの単語なので、英語も同じだと思ってしまうんです。単語のほうが覚えやすいから 「everyday」の方が見た目がスッキリしているので、つい使いたくなります。だからたくさんの中高生が同じミスをするんですね。どうやって覚える?ここがポイントです。every day (2語)= 毎日(「いつ?」に答える)→ I go to schoolevery day.everyday (1語)= ふだんの(「どんな?」に答える)→This is myeveryday bag.日本語でいうと、→毎日(時間のこと) vsふだんの(ものの説明)このイメージで区別するとわかりやすいです。そ...
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「key of」は間違い?前置詞toの正体を解説

【前置詞to】日本人が間違えやすい前置詞 "to"の本当の役割前置詞 "to"は、可能性や情緒を含んでいる?答えは「いいえ」です。"to"には、「かけがえのない縁」のような感情的な繋がりの意味はまったくありません。 "to"はただの「向かう先」を示す詞たとえば...gotoschool (学校に行く)give ittoher (女性に渡す)talktohim (他人に話す)このように、"to"は動作や活動の終着点/対象/向き先を示すだけです。動いているのは「動詞」の方であり、"to"には動きも情緒もありません。 go to の「to」はセットではない学習者の多くが「go to」をワンセットで覚えていますが、実際は「go」=行く動作、「to + 名詞」=その目的地を表す、という別々の役割があります。 I go. 私は行きます(どこへ?) → 不完全 I goto school. | 学校へ行きます → 「to school」で目的地が明確になる⭐️to は「go にくっついている言葉」ではなく、文の意味を完成させるのに不可欠なパーツなんです。なぜ "key to a door"なのか日本...
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小人たちのひとこと英語メッセージ:心がほっとする小さな魔法

Tiny Gnome Notes: A Little Magic for Your Dayこの頃、AIで作った小人たちの画像に、ほんの一言の英語メッセージを添えてSNSに投稿しています。ふと目にした人が、「あ、なんだかホッとしたな」と思えるような、そんなメッセージを届けたくて始めました。街から離れると、自分に近づける。英語は学ぶものでもありながら、ふとした瞬間に気持ちを届けてくれるものでもあると感じています。難しい文法でもなく、長いセリフでもなく、ただの一言。それだけで、誰かの一日に小さな光を届けられるかもしれない。そんな気持ちで言葉を選んでいます。画像はMidjourneyというAIツールで作っています。「森の中の小人たち」「本を読む小人」「瓶の船で旅する小人」など、想像の世界に遊びながら、心の中の風景を形にしています。もしよかったら、あなたもふとした瞬間に、小人たちのささやきをのぞいてみてください。そして、その一言が、あなたの今日をほんの少しでも優しくしてくれたら嬉しいです。春はノックしない。そっとやってくるhome
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Boys will be boys ー willの用法

ホワイトハウス報道官の発言から学ぶ英語表現2025年4月、実業家イーロン・マスク氏とトランプ政権の元上級顧問ピーター・ナバロ氏の間で起きたSNS上の言い争いが、アメリカ国内で注目を集めました。これに対して、ホワイトハウス報道官のカロライン・レヴィット氏が次のようにコメントしました:“Boys will be boys and we will let their public sparring continue.”「男の子はそういうものですからね。彼らの公の口論はそのまま続けさせましょう。」参考記事この一文、ただの軽口と思うかもしれませんが、実は英語文化の中ではよく使われる比喩表現が隠れています。Boys will be boys直訳すると「男の子は男の子であるだろう」ですが、実はここで使われている “will” は未来を表す「〜だろう」ではありません。この記事では、この“will”が持つ「習性」や「傾向」という意味について解説します。will は未来だけじゃない!多くの英語学習者が、「will=未来」と覚えていますが、実は "will" には次のような使い方があります:未来のことを言う...
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a sack of bricks:レンガ袋よりバカ??

イーロン・マスクの辛辣すぎる比喩から学ぶ英語表現2025年4月8日、実業家イーロン・マスク氏がX(旧Twitter)上で、トランプ政権の元上級顧問ピーター・ナバロ氏に対して放った言葉が話題となりました。その発言とは――「He’s dumber than a sack of bricks.」(訳:あいつはレンガ袋よりバカだ)この表現、ただの悪口…と思うなかれ。実は、英語圏ではある程度知られた比喩表現で、学習者にとっても興味深い表現なのです。a sack of bricksとは?直訳すると「レンガの袋」。もちろんレンガには知性などありません。この言い回しでは、「知性がないもの」と比べて相手を侮辱しているわけです。He’s dumber than a sack of bricks.→ 「レンガ袋よりもバカだ」このように使われる「a sack of bricks」は、決して一般的な日常表現ではありませんが、ユーモラスかつ皮肉を込めた表現として時々使われます。類似の英語表現もチェック!英語には「頭が悪い」ことを表す比喩がたくさんあります。その中でもよく使われるのが次のようなもの:dumb as ...
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「我慢をする」という英語の表現を覚えましょう

このブログでは「我慢をする」という言い方を学びます。「我慢する」は日本語と同じく、英語にも色々な言い回しがあります。それぞれ微妙に意味やニュアンスが異なり、状況に応じて使い分ける必要があります。「我慢をする」色々な言い回しendure(耐える・我慢する)意味:苦痛・困難・不快な状況を長期間耐え忍ぶ使い方:肉体的・精神的な困難に対して使うことが多い🔹Example:He endured the freezing cold for hours while waiting for help.(彼は助けを待ちながら、何時間も極寒に耐えた。)She had to endure a lot of criticism before she succeeded.(彼女は成功するまでに多くの批判に耐えなければならなかった。)tolerate(許容する・耐える)意味:不快なことや人をある程度「受け入れる」という意味使い方:他人の行動や状況に対して我慢する時によく使う🔹Example:I can’t tolerate his rude behavior anymore.(私はもう彼の無礼な態度に耐えられない...
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漫画 英文法 「着る」という言い回しの多さ

このブログは「着る」という言い回しを学ぶ記事ですこの漫画では、英語で「着る」という動作や「着ている」という状態を表現する際に、どれだけ多くの言い回しがあるかを紹介しています。この漫画を通じて、英語の豊かな表現力を楽しみながら学んでみてください!Throw onthrow onは、服やアクセサリーを急いで、または気軽にさっと身につけるときに使う表現です。特に、時間がないときや、あまり考えずにさっと何かを着る場面でよく使われます。ニュアンスとしては、短時間で簡単に身につけることを強調しています。例文I need to leave now, so I'll just throw on a jacket.(今すぐ出なきゃいけないから、ジャケットをさっと羽織るよ。)She threw on a pair of jeans and ran out the door.(彼女はジーンズをさっと履いて、ドアを飛び出していった。)He threw on his sunglasses before heading to the beach.(彼はビーチに向かう前に、さっとサングラスをかけた。)Throw o...
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most と most of の使い分けの違い

教室の生徒さんを見ていると、結構英語力の高い人でも間違うのがmostとmost ofの違いですケンブリッジ英英辞典を見てみるとWhen we are talking about the majority of something in general, we usemost+ noun. (一般的な大勢の話をしている場合は most + 名詞)When we are talking about the majority of a specific set of something, we usemost of the+ noun.(限られた中での大勢の話をしている場合は most of + 名詞)と書いてありますMost of は大多数を言う場合、まず使えませんmost of は「この部屋にいる男子の大部分」のように条件があって初めて使えます大部分のアメリカ人、と言うような大きい括りの場合は、ofは不要です英語表現の一覧はこちら