多読とは?
多読とは?
ネイティブのように読む「多読」というのは
1.自分でで本を選べること(未知語が5%未満)
2. 一人で読むこと
3. 声に出さずに読むこと
4. 40分以上続けて読んでいること
多読の説明
- インプット理論が確立された1985年以降の勉強法(大量に読んで語学を身につけるという方法)です
- 文法を勉強したり問題を解いたりはせず、ひたすら楽しんで読みます
- 易しい英文を大量に読むインプット方法で文法、単語、英語のスタイルを同時に習得できます
- 大学、高校、中学などに広がり始め、良い結果を出している勉強法です
- 「多読」は新しい勉強法などではなく、その効果は「証拠」が不要なほど証明されています
- 日本では高校の学習指導要領の中に「多読」が初めて登場し、2014年以降広がり始めました
得られる効果
英語を英語のまま読めるようになる
「英語を英語のまま読める」というと、ほとんどの人が首をかしげます。学校や塾の先生ですら「どういうことですか?」と言う人がいます。
普通、Do you want some tea? と聞くと、
あ!「紅茶がほしいか」ってことか!と日本語に翻訳しますが、
Thank you. と聞くと、ほとんどの人が「ありがとう」ってことだね。。。と日本語に翻訳したりしませんよね。そのままThank you.で意味が通じます。
そのように、大量の英文を読むことによって、読んだり聞いたりする英語をThank you と同じぐらいの理解力で、英語を処理できるようになるのです。
大量に読むことによって、語彙や文法が自然に身につくのです。
知らない単語の意味を類推する力が着く
多読をする上で、辞書は不要です。
辞書が悪い、というのではなくて、辞書を引きながら英文を読むと、せっかく英語を英語のまま読んでいるリズムがくずれ、日本語の世界に引き戻されてしまいます。
また、いちいち辞書を引くことによって、読了するまでにやたらと時間が掛かってしまいます。
ですから、分からないところは文脈から類推したり、飛ばし読みをするため、段々単語が少々分からなくても止まらず、分からない単語を類推しながら読み進めることが出来るようになります。
もちろん「難しすぎる本」はダメですけどね。
英語を読むスピードが上がる
分からないところを類推したり飛ばしたりしながら読むわけですから、もちろん辞書を引きながら読むより速いのは当然のことですが、それだけではなく、大量に英文を読むことに慣れていきます。
英文を読むことに慣れていけば、読むスピードが上がります。
スピードが上がると益々量を読めるので、どんどん理解力が上がるため、速く読めるようになるという相乗効果が生まれます。
リスニングが得意になる
不思議ですが、リスニング力がかなり上がります。
多読は、「分からない単語を調べたりしながら読む」のではなく「英語の語順のまま読む習慣」が出来ていますから、当然、英文和訳をするように返り読みをせず、英語を英語で理解しているため、リスニングが楽になります。
読む量が多い生徒さんは、とにかくリスニングが得意になり、英検を受けてもリスニングで点を稼いできます。
多読の語数&YLについて
本を選ぶときは、レベルに応じて語数とYLを参考にして選びます