作者とシリーズ紹介
アーノルド・ローベルはアメリカの児童文学作家で、特に「Frog and Toad」シリーズで知られています。
このシリーズはカエルくんとガマくんの温かい友情を描き、友情や共感、助け合いのテーマが中心となっています。
「Frog and Toad Are Friends」をはじめとするシリーズは、子どもたちに大切な価値観を伝える優れた絵本シリーズとして広く評価されています。
Frog and Toadシリーズ
Frog and Toad are Friends
- 題名:Frog and Toad Are Friends
- 著者 : Arnold Lobel
- 出版社: HarperCollins
- YL: 1.5
- 語数: 1700
- コールデコット賞受賞
このシリーズ1冊目の本です。
カエルくんとガマガエルのガマくんの友情を描いた物語です。
彼らは一緒にさまざまな冒険をしながら、お互いに支え合います。
一方が落ち込んでいる時、もう一方が元気づけます。
物語を通じて、友情の大切さや助け合いの意味が伝わってきます。
2匹の温かい友情が描かれた心温まる作品です。
「Frog and Toad Are Friends」には、5つの短いお話が収録されています。
以下がその各話の紹介です:
Spring(春)
カエルくんが春の訪れを喜び、ガマくんを外に連れ出そうとしますが、ガマくんはまだ冬眠から完全に目覚めたくない様子です。カエルくんは友達を励まし、春の楽しさを分かち合います。
The Story(お話)
ガマくんはカエルくんのために面白いお話をしようと努力しますが、なかなか良いアイデアが浮かびません。頭をひねりすぎて、結局疲れてしまうコメディ的な展開です。
A Lost Button(なくしたボタン)
ガマくんがボタンをなくしてしまい、カエルくんと一緒に探しに行きます。いろいろなボタンが見つかりますが、ガマくんのボタンではありません。最後に、家に戻った時に意外な発見が待っています。
A Swim(水泳)
カエルくんとガマくんが泳ぎに出かけますが、ガマくんは水着姿を他の動物たちに見られるのが恥ずかしく、泳ぎ終わった後にドタバタ劇が起こります。
The Letter(手紙)
ガマくんは手紙をもらったことがないと悲しんでいます。そこでカエルくんは彼を元気づけようと、ガマくんに手紙を書くことを決心します。この心温まる話は、友達を思いやる気持ちが描かれています
これらのエピソードは、シンプルでありながらも友情や日常の小さな喜びを美しく描いています。