PayPalの不正利用?実際にあった体験談と対策
はじめに
ある日、PayPalから突然の支払い通知が届きました。
「イタリア?ユーロ?」となった瞬間、明らかに自分が行っていない取引に驚きと不安が広がりました。
この記事では、そのときの体験談と対策についてお話しします。
突然のメールに驚愕
2024年10月2日、PayPalから
「Antica Farmacia Orlandi sas」というイタリアの店舗への€212.59の支払いが実行されたというメールが届きました。
「イタリア?イタリアに行ったのはもう20年前だし」
明らかに自分が行っていない取引内容に動揺しました。
配送先もイタリアの住所で、自分とは全く関係のないものでした。
「不正利用だ」と直感し、PayPalの公式サイトにログインし、
問題解決センターで異議申し立てを行いました。
PayPalの対応に驚きと怒り
しばらくすると、PayPalから返信が届きました。
「お客さまのPayPalアカウントの不正利用は確認されませんでした」とのこと。
「はい?ありえないでしょ!」
と憤慨して、何かできないかとPayPalのHP内のトラブルシューティングを読んだり
何かできないかといろいろ探したのですが、夜遅かったため、翌日まで対応を待つ以外なさそうでした。
とにかく、PayPalアカウントが乗っ取られた可能性を考え、
すぐにパスワードを再設定し、2段階認証も導入して
あとできることは次の日だ、と諦めて寝ました。
翌朝の対応と意外な展開
翌朝、PayPalに電話しようとしましたが、
電話をするにもコードが送られてきて、それを入力するという手続きが必要でした。
「こんなにセキュリティがしっかりしているのに、アカウントが乗っ取られるなんて…」
と思いながら、オペレーターを待っていると、
少しアクセントのある「こんにちは」という日本語が聞こえました。
外資系企業だから日本語を話す外国人のオペレーターなのかしら、と
呑気に考えながら(やたら落ち着いていた自分にびっくりw)
事情を説明すると、AIが自動的に判断した結果であるため、
人的に再調査するとのことでした。そして再度連絡を待つことに。
さらに、デビットカードが使われていたため、
銀行に連絡をしてカードの停止と再発行の手続きを進めることになりました。
不正利用への対応と反省
今回の経験で、デビットカードの使用がすぐに気づけた点で不幸中の幸いでした。
もしクレジットカードだったら、気づくのが遅れて被害額がさらに増えていたかもしれません。
また、PayPalのパスワードを長い間変更していなかったことや、
2段階認証を設定していなかったことは大いに反省しています。
これをきっかけに、オンラインアカウントのセキュリティ意識を改める必要があると感じました。
その後
10月3日の夜にPayPalから
「お客様のセキュリティコードは******(←数字)です。コードを他の方と共有することはお控えください。」
というSMSメッセージが届きました。
私はPayPalへアクセスしていませんから、昨日私のカードで買い物をした犯人がアクセスしたのではないかと思われます😰
一応念のため、アカウントへアクセスして登録してあるカードを全て削除しました
(とは言っても、もうカードは銀行で使えないように手続きをしたんですが)
10月4日にPayPalからメールにて連絡がありました
とりあえず、私が買ったものじゃないことは証明されたようです(ほっ)
まとめ
PayPalの不正利用の疑いは、最終的に人的調査によって解決されたようですが、今回の経験は私にとって大きな教訓となりました。
オンライン取引は便利ですが、セキュリティ対策を怠ると大きなリスクが伴います。
皆さんも、定期的なパスワードの変更や2段階認証の導入などを心掛けて、トラブルを未然に防いでください。
(パスワードの使い回しは6割の人がやっているそうです!)