YL5.5-6.0 The Rare, Tiny Flower

情報

タイトル:The Rare, Tiny Flower
YL: 5.5-6.0
語数: 585
形態:ハードカバー
CD: なし
大きさ:24 × 0.9 × 31.2
価格:2,247円 (22年10月現在)

受賞歴:NYC ビッグブック賞2022受賞・世界イラスト賞ノミネートなど

概要

森にひっそり咲いた「めずらしいちいさな花」。
人々はそれぞれが見えている色が異なることに気づき、「赤だ!」「青だ!」と主張し始めます。

やがてそれぞれの立場をめぐって対立は激化し、世界は争いの渦に。
科学者や指導者も正解を決められず、紛争は拡大していきます。

そんなとき、小さな少女が静かにこう言いました:
「たぶん、他にも色があるかもしれない。
あなたが素敵だと思う色は、私にも素敵かもしれないよ。」

その言葉は人々の耳に響き、やがて争いは和解へと向かいます。

互いの見方を尊重し、多様な視点を認め合うことの大切さを学び、平和で温かな気持ちが戻っていく──。

この絵本の魅力ポイント

  • メタファーで伝える戦争と平和:一つの花をめぐって起きる争いを通じて、
    戦いや偏見の愚かさをやさしく描く 
  • 詩的なリズム:リズムにのせて読むことで、深いテーマも心に染みます
  • 児童から大人まで:絵本に見えるけれど、大人の読者にも響くメッセージ性あり
  • ビジュアルの力:シンプルかつ深情感あふれるイラストが説得力を高めます

語彙レベルが高い/抽象的な単語

語彙・表現理由・難易度ポイント
umber色名「暗褐色」
teal色名「青緑」:小説・美術系でしか見かけない
puce色名「赤茶色/くすんだ紫」
settle the scoreイディオム「決着をつける/仕返しする」
elated / elation「とても嬉しい・高揚した」
brawl「騒ぎ・乱闘」
wilted「しおれる」
unspun「巻かれていたものがほどけた」:spin–spun–unspun という派生語を理解している必要あり
shriveled「しなびた/縮んだ」:植物や感情の描写に使う
ingratitude「恩知らず/感謝の欠如」
rebirth「再生・よみがえり」:宗教や比喩的表現を含む
exuberant「生命力あふれる・喜びに満ちた」
contagious「伝染性の/(感情などが)伝わりやすい」
introspection「内省・自己を振り返る」
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