多読と精読の重要性は誰もが知るところです
どちらかに偏ることなく多読と精読を組み合わせて最短距離でレベルアップしたいものです
今回は精読の勉強法を書きます
精読の勉強方法
1. ざっと読む
時間を測って読む
wpmを出しておく
ざっと読んだら理解度チェックをする
タイトル/見出し/段落の始まりや終わりにどんな情報が含まれているか把握
2. 主題文を見つける
各段落の主題文や主旨を特定
主題文はその段落の中心となるアイデアを表しているので必ず把握します
3. 要約する
段落が終わるたびに自分の言葉で要約
この手法は読んだ内容を理解し、記憶するための効果的な方法
4. 重要な情報に印づけをする
この分野は英語の論理性が分からないと自力で学習するのが難しいです
英語初級者(英検2級以下)は日本語の解説を見ても見逃してしまうので、プロに学び最短コースでこの技術を学んでください
- 指示語/代名詞が何を指しているのか?
- ディスコースマーカーは必ず印をつけておく
- 単語/句/節/文の言い換え
- and/ or の前後は何を羅列しているのかを確認
5. わからない箇所を調べる
- 知らない語彙を調べる
- 単語はわかるのに文意がわからないものを調べる
単語を調べた後、文を読み直してみてください
その時文意が分かれば、自分は単語が分からなかったと分かりますが
単語を調べて文を読み直したのに文意が取れない場合は文法や構文がわかっていません
または慣用表現の場合もありますね
文法や構文が分からなかった場合は自力解決ができませんので、プロからの説明が必要です
6. 品詞/文構造を理解する
- 品詞や文構造を調べたり解説を読んだりして理解します
- 主語&動詞という骨組みがわかっているかを確認
- 形容詞や副詞が文のどこを修飾しているかを必ず確認します
英語は名詞を修飾するとき前からだけではなく後ろから(または離れたところから)修飾します
品詞をしっかり学ばないといつまで経っても骨組みが理解できませんし
正しい文を書くことができなくなります
わからない時は先生などのプロに説明してもらいましょう
「なんとなくわかった気」でいると次に同じような文が来ても分からず終わります
7. アイシャドウイング
音声を聞きながら目で追います
音声と同じスピードで目を動かす訓練です
この時、文字を追うことができるだけではダメで
文意が取れているかを確認してください
8. 発音の印づけ
英語を英語のまま読めるようになるには、音の存在が非常に大きくなります
よって、「読む練習をしただけ」ではレベルアップが難しいのです
英語のレベルアップに発音が大きな役割を果たしますので、そこを無視しての学習は避けましょう
ただ、日本語にない音を確認していくには自力では難しいので
初心者&初級者の場合はプロから学んでください
英語の音を捉えられない耳で発音の分析は不可能です
- 実際に音を聞きながら、リンキングや脱落した音を確認します
- 声の大きさやスピードを書いておきます
9. 自力音読
印づけした文を見ながら音読します
この時必ず時間を測っておきます
また理解度をチェックしておきましょう
音読していて、やっぱり分からない。。。となるところは復習が大切です
10. 音声と一緒にオーバーラッピング
自力音読で頭の中に日本語の訳文が浮かんでこなくなったら音声と一緒に読みながら声を出しましょう
英語の音声のスピードで音読しながら理解することを目指してください
11. 速読
自力で読みます
時間を必ずはかり音読が終わるたびに速さを書いておきます
もうこれ以上は速く読めないとなるところまで何回も読みます
12. 音読しながら書く
重要な文を音読しながら素早く写します
写したものはそらで言えるか確認
言えなければ、また言いながら写します
13. ざっと読む
最後に時間を測って読みます
ざっと読んだら理解度チェックをします
WPMが200wordsになり、理解度が十分と思ったら終了
![](https://appletalk-tadoku.com/wp-content/uploads/2023/01/E952F58F-ACFA-4A44-AF73-6CF0B760193F_1_201_a-1024x683.jpeg)
WPM
WPMというのは、words per minute のこと(1分間に読める単語数)
英語を読む速さの指標として利用されています
大きい数字であればあるほど「読むのが速い」ということです
算出方法:語数÷かかった時間(秒)×60
Forbesによると
ネイティブのWPM
- Third-grade students(小3) = 150
- Eight grade students(中2) = 250
- Average college student (平均的な大学生)= 450
- Average “high level exec” (ハイレベルな大学生)= 575
- Average college professor (大学の先生)= 675
- Speed readers = (速読実践者)1,500
- World speed reading champion (チャンピオン)= 4,700
- Average adult(平均的な大人)=300 WPM
となっています
日本人の平均的なWPMは90程度と言われます
WPM180ぐらいがないとネイティブとの雑談についていけないと言われてますから
トレーニングでは200を目指していきたいものです
ちなみに日々の活動としてWPMを高めたいなら
- 1多読
- 2シャドウイング
が効果的ですから
精読とともにうまく組み合わせたいものですね!
*このやり方を実際に学んでみたいと思われる方は下記のボタンからご連絡ください