多読は強いが思わぬところで落とし穴にハマる

【多読の落とし穴】

多読をしていると、「たくさん読める」という成功体験があるため、「読めた気になる」という大きな落とし穴があります。

意味があいまいでも、ストーリーや大意は取れる。

だから、「この単語、たぶんこういう意味だろう」と推測しながら読み進めることができます。

多読の初期段階や英検の級が低い場合では、それはとても大切な力です。

しかし、その読み方だけに慣れてしまうと、精度の低い読み方がクセとして定着してしまうことがあります。

大学受験や英検準1級以上の試験などではこれが命取りになります。

選択肢の微妙な違いを読み落とす。
構文を正確に取れない。
筆者の主張を取り違える。

すると、 「たくさん読んでいるのに点数が伸びない」という現象が起きるのです。

つまり、精読力がないまま多読だけを続けると、努力がスコアに結びつきにくくなる。

これが一つ目の落とし穴です。

そしてもう一つ。

好きな分野しか読まなくなること。

学園ものが好きなら学園もの。
ファンタジーが好きならファンタジー。

それ自体は全く悪いことではありません。

でも英検も2級を超えてくる試験や大学受験では、
科学
歴史
経済
環境
心理学
教育 など、
あらゆる分野が出題されます。

好きなジャンルばかり読んでいると、試験で頻出の語彙や話題にほとんど出会わないこともあります。

だから本当に英語力を伸ばしたいなら、

多読だけでもダメ。
精読だけでもダメ。
そして好きなものだけ読んでもダメ。

多読で量を確保し、精読で精度を上げ、時には自分が読まないジャンルにも挑戦する。

このバランスが大切です。

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