習い事をするとき、曜日というのは大きなウェイトを占めます。
「○曜日がダメなので、△曜日にできますか?」
こうしたご相談は日常的によくあります。
でも実は、「曜日を変える=レベルが変わる」可能性があるということをご存じでしょうか?
曜日とレベルはつながっている
どの教室もそうですが、その曜日には、そのレベルに合ったレッスン展開をしています。
- まだ文字が読めない子には、「読む」ための活動を。
- 読める子には、「読む・書く・話す」を伸ばす活動を。
- レベルが高くなれば、より高度な英語を扱うクラスもあります。
曜日だけを変えても、「本来のクラス」と同じ成果が出るとは限りません。
なぜなら、子どもたちは大人以上に、1年で大きく成長するからです。
(外見の成長を見るだけでも、それは明らかですよね)
文字活動のクラス
さて、今日はその中でも「小学低学年向け」のクラスをご紹介します。
このクラスの子どもたちは、まだ文字がスラスラ読めるわけではないので、
「読めるようにするための活動」を中心にレッスンを構成しています。
毎回書くのはこんな英文:
Today is Thursday, March 17th.
It is sunny.
I feel ○○.
この「I feel…」の部分で登場するのが、坊主カード(感情カード)。
子どもたちはカードを引いて、その語彙を使って書きます。さて、今日ご紹介するクラスは、小学低学年のレベルがバッチリ合ったクラス。
彼らは、まだ文字がしっかり読めないので、「読めるようにするための活動」がレッスンプランの中に大きなウェイトを占めるレッスン展開です。
今日の「感情」は…irritated!?
毎回「今日はtiredがいいな〜」と願いながらカードを引く子どもたち。
でも、そううまくはいきません(笑)
先日は「irritated(イライラ)」が出てしまい、
「えー!イライラしてないのにー!!」
と、ブーブー言いながらもちゃんと書いてくれました。
毎回「思ってないのに書かないといけないんだよ〜」と文句を言ってくれるのも微笑ましいひとコマです。
書きたいこと vs 書けること
子どもたちは、本当に「自分の気持ちを書きたい」んですね。
特に小さいうちは、その思いがとても強い。
でも、私たち指導者は知っています。
今は「語彙活動」として、少しだけ我慢して書いてもらっていること。
そして、「自分の気持ちを自由に書ける日」がちゃんと来ること。

最後に
「曜日」は単なるスケジュールではありません。
その子に合ったレベルのクラスを受けられるかどうか――その鍵が、曜日にあります。
だからこそ、曜日を変えるときはぜひ、内容(レベル)との関係もいっしょに考えてみてください。
お子さんにとって最適な学びを続けるために、教室と一緒に相談しながら進めていけたらと思います。