すでに100万語に達成し、多読歴2-3年以上の中高生へ

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中学から数えて多読歴3年以上の人へ

多読を中学以降2-3年以上してきて、まだYLにこだわっている人はいますか?

もし、YLで本を選んでいるのであれば、そろそろYLの呪縛から逃れましょう

高1の生徒に「自分のYLがよく分からない」と言ってくる子がいます

ほとんどの生徒は自分がどのレベルを読めるのかを把握していますが、

この子だけは自分のYLがよくわかっていません

一見すると問題児のように見えますが、実はそうではないのです

多読をしていると、どうしても語数とかYLにこだわってしまい、

「自分は今YL0.8だからそれ以上のものは読めない」とか「読める」とか数字で測ってしまうんですね

でも、このようにざっくりと読む子は

本当に読書を楽しんでいる子が多く、「読めるものを読む」という基本中の基本を実施できています

自分がこの本なら読める、とか読めない、とかを肌で感じることができるようになります

数字というのは良くも悪くも人を縛ってしまいます

保護者の方も本を借りるとき、自分の子はYL0.5だから、これ!

とお子さんの本を選んでしまう傾向が出てしまいます(だから保護者の方が代わりに借りるのはダメなのです)

そうすると、YLでしか本が選べなくなっていくんですね

もう多読歴が長い人が

「YL1.8だから読める」

とか

「YL2だから読めない」

と思って本を選んではいけない、ということです

中高生で教室に入ってくる子は特にYLにこだわる子が多いです

例えば、「英検の問題、ってYLどれぐらいですか?」

とか

「教科書のYLってどれぐらいですか?」

とか

「この本はYL2って書いてあるから自分には無理だ」

とか。。。

こうなってしまうと、多読をしながら本を楽しむことは不可能になっていきます

「あ、これ面白そう」と思って手に取って読んでみる

オンラインなら、その本を開けてみる

そして読み進めて「これは面白い」とか「面白くない」とか「内容に」こだわって読んでいく

気がついたらものすごく高いレベルのものが読めるようになっていた

。。。これが理想なんですね〜🧡

本を買ったり借りたりして、「これってYLどれぐらい? YL2? あ、じゃ、読めるな!読んでみよう」

となるのではなく、「面白いかな?」と思って本を開けられる子は本当の意味で多読が大成功しているんです♪

私は多読の先生なので語数とかYLは把握してないとダメですし、

また、中学生のように大きくなってから多読をスタートさせる子は、

多読歴2年未満ならYLにこだわって低いものから読んだ方が絶対にいいです

でも、

  • 2-3年を超えて、
  • 読了語数が100万語以上になって、
  • 毎日多読ができている

のであればYLに拘らずに

「好きな本を探す」

という方向へシフトしないと多読が成功しません(結局数字に縛られるようになります)

数字に縛られると、特に読まなくていいようなものをつなぎで読んだり、

理解度100%の超レベルの低い物で誤魔化したりしてしまいます😅

いずれはレベルが書いてあるようなGraded Readers とかLeveled Readersとかではなく、

ペーパーバックとか新聞とかに移行して、生きた英語を読む方へ歩んでいって欲しいものです♪

100万語を超えていて、中学以上の多読歴2-3年以上経っているのであれば、読み方を変えていきましょうね♪

YLや語数はあくまで目安、です

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