多読と精読の違いは?どちらを優先して行うべき?

FAQ

Readingというと以前は「精読」のことでした

今は「多読」の認知度が高くなって来ましたが、この「精読」と「多読」の2つを紹介していきます

自分の勉強に上手く取り入れてみてください

精読と多読

精読と多読は真逆の勉強方法です

精読

「質」を高めていく勉強法です

単語、文法、構文、意味、ニュアンス、1語1語に焦点を当てて理解します

分からないところがなくなるまで分解し、分析していきます

母語を使っての解説を聞いたり読んだりすることが多いので読み間違いがなくなります

一般的な大学受験の勉強法です

多読

量をこなしてスピードを重視する勉強法です

1語1語ではなく全体を捉えていきます

単語も文法も「なんとなく」理解し、それを反復していくと自然に英語を理解できるようになります

このリーディング方法は母語を介さないので英語を英語の語順のまま取り入れることができ、

その結果リーディングのスピードがかなり上がります

ただ、自分のレベルより落として大量に読む必要があります

精読&多読のメリット

精読のメリット

  • 新出単語を覚えられる
  • 文法や構文を学ぶので、英文の内容をしっかり把握できる
  • 読み間違うことなく正確に英文を捉えられる
  • ライティングの時正確な英文が書けるようになる

精読のデメリット

  • 読書量不足になる:英文を少しずつ読むことに慣れてしまうと大量の英文を読む馬力がない
  • どうしても問題集などを精読することが多いのでせいぜい1000 – 2000語ぐらい
  • そうなると1話完結のものばかりを読むことになるので、何時間も読み続けられない
  • 1語1語にフォーカスしてしまうため全体が捉えにくい
  • 硬い文に偏りがち
  • 内容を読むというより分析的に捉えてしまう
  • 英語運用能力がつきにくい

多読のメリット

  • 英語に慣れることができる
  • 大量に読むため長時間英文を読むことができるようになる
  • 大量に読むため読むスピードが上がる
  • 全体の流れを掴める
  • 何度も同じ言い回しに遭遇するため英語の運用能力が高まる

多読のデメリット

  • 全体を見ることができるが、細かいところを誤って捉えてしまう可能性が高い
  • 「なんとなく分かる」のが仇となって語彙力を増やすモチベーションが減る
  • 英語運用能力は高くなるが、新出単語を学ぶには非効率である
  • 好きな本に偏るため、難しい分野を避ける傾向にある
  • 多読だけだと頭打ちになってしまう可能性がある

どちらが重要か?

「初心者」を脱したければ多読

結論から言ってしまえば「多読」が重要です

結局、言語習得は「質」も大事ですが、「量」はもっと大事です

ちょっとルールを覚えたぐらいでは言語習得は不可能ですし、センスも磨かれません

言語習得では、知識を「使えるレベル」に引き上げる必要があり、それには大量のインプットが不可欠だからです

そしてその「大量のインプット」の最も手っ取り早く効果が出るのが多読なのです

自転車の乗り方を覚えても学んだだけでは転んでしまいます

スイスイ運転できるようになるには何度も練習が必要なのと全く同じです

しかし、実践ばかりやっていると間違った方向へ進んでしまうため、

ルールの確認をしたり、新しいことを学んだりした方がいいですよね

そのためには精読が必要となります

それに英語のレベルが上がっていくと、難しい言い回しや文法が出てくるので

「何となく」で読んでいても読めるようになりません

英語に慣れて親しんだら精読と多読のバランスをとって語学学習を続けたいものです

具体的な割合は?

初級レベル(目安:準2ぐらいまで)

年少者(小学生): 精読70%、多読30%

理解を深めるために精読に重きを置きながら、簡単な読み物で多読の習慣をつける

青年期(中高生): 精読60%、多読40%

文法事項の理解と読解力向上に精読を活用しつつ、多読の割合を徐々に増やす

成人: 精読50%、多読50%

言語運用力の基礎が出来上がった段階で、多読と精読を並行して行う

*「文字読みができてから多読」であることにご注意ください
文字が読めていない場合は、この数字は当てはまりません

中級レベル(目安:2級ー準1)

年少者: 精読40%、多読60%

多読中心だが、重要な文法事項は精読で補強する

青年期以上: 精読30%、多読70%

多読を中心に据え、難解な部分のみ精読で補う

上級レベル(目安:1級以上)

全年齢: 精読20%、多読80%

日常的な読書を通して多読の割合を大きくし、専門分野の難解な読み物のみ精読する

*これらは目安であり、個人の習熟度や目標、学習環境によって適宜調整する必要があります

総じて初級段階は精読比率を高く保ち、上級になるにつれ多読比率を高めていくことが理想的ですね!

多読の注意点

多読は大量の本を読んでレベルをどんどん上げて行くことができますが

絶対に間違ってはいけないのが

「理解可能な本」を「大量に」読むことです

精読で使うような難しい本や問題を大量に読むということではありません

最初からスラスラ読めて、未知語が5%未満の本でなくては効果が薄いです

だから自分のリーディングレベルよりグッと落として

日本語に変換することなく速く読める素材を探すことが非常に重要になります

多読学習に興味がある方や学びたい方はこちら

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