英語表現

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「大学に入る」はenter the collegeではない?

今日は「大学に受かる」「大学に入る」という表現について考えてみましょう。「enter the college/university」と思い浮かべた方は、ちょっと立ち止まってください。確かに「enter a school」という言い方は文法的にも正しく、通じる表現です。しかし、「大学に入る」という意味では、あまり一般的な言い方ではありません。実際、「enter the college/university」は「大学の構内に入る」という意味で使われることが多いのです。普通日本語で「大学に入る」という場合、具体的な土地や建物のことを指しているわけではないので、「enter」は通常使用しません。一般的に、「大学に受かる/入る」は「accept」が使われます。したがって、「I have been accepted into university」が自然な表現です。また、「登録する」という意味で「enroll in school」も適しています。「入る」=「enter」と機械的に覚えるのではなく、自然な言い回しを学ぶために、実際に使われている英語に触れていきましょう。補足することでさらに理解が深ま...
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be willing to Vって「喜んでする」じゃないの?

生徒さんの英作文を読んでいると、be willing to Vという言い回しを時々見つけます。結構英語のレベルが高い方が使っているなーという印象のこの言い回しですが、大抵文脈と合ってないという印象を受けます。早速辞書を引いてみると、weblioには意志がある、厭わないと書いてありました。この訳のせいなのか、文例を見て判断したのか「喜んで行う」と思っている生徒さんが多いのでしょうか??と、何気にgoogle翻訳を見たら「喜んで」と書いてある😅😅😅。。。このbe willing to Vという言い方は「ルンルン」で頑張るわ〜、という意味ではなく、「条件次第」というか「やらないといけないなら」(喜んで)やりますよ!!という意味です。例えば、新しい仕事場で上司に「君は海外勤務についてはどう思うかね?」とか聞かれたら「(それが必要なら)喜んで行きます!」みたいな時に使います。ケンブリッジ辞典でもto behappyto do something if it isneeded:例文:If you're willing toflyatnight, you can get a muchcheapert...
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Costcoは「コストコ」と言っても通じない

今日、大人クラスの生徒さんから、「外国人と話をしていて、『コストコ』って言ったら話が通じなかったんですけど、英語では何て発音するんですか?」と聞かれました。英語で「コストコ」はCostcoと書きますね。よ〜く単語を見てください。Coはコsはスtはトcoはコではないですよね😅sというのはsuではないし、tはtoではないので母音を入れてはいけないんですね。英語の発音を聞くと「ト」は発音されていませんので、「コスコ」です。また、最初の「コ」の音は大きく読まれるので、コスコとしか聞こえません(オマケに「ス」は息しか出しません😅)これは車のマツダ(MAZDA)も同じ。マズダです。ワードストレス(アクセント)というのは本当に大切なんですね〜♪英語表現一覧はこちら
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「リボン」=ribbonという公式は捨てる

教室では希望者が毎日英文を作る機会を設けています。「作文グループ」というグループ内でラインで毎日やりとりをしています。生徒さんが文を作って、こちらは簡単な添削をして返します。今日のお題(出題番号1-16) はA: このリボンが真っ直ぐに結べないのB: やらせてください(ませ)モデル訳はA: I can't get this bow straight.B: Allow me.となっていました。このbowというのが「リボン」に当たります。この単語について生徒さんから、コメントが来ました全然言い方が違うことにびっくりしました、、日本語英語に染まってる自分にも気づけてよかったです。友達が勘違いしてたらそっと教えてあげようかなと思います。そうなんですよね。私たちが頭に浮かべるリボンは、まずこの「🎀」なんですけど、英語でribbon というと、「紐」の意味になることが多いです。「リボン結びをする」をribbonを使って言いたければ、tie the ribbon into a bow.と言えます。つまり、「その棒状のひも(the ribbon)をリボン(a bow)に結ぶ」ということです*カタカナは...
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あの間仕切りをするための「アクリル板」は何と言う?

教室で行っているライングループでのお題に「今やどこにでも見られる間仕切りの透明のアクリル板あのアクリル板の説明を簡単にしてください。」という出題(出題番号4-12)をしました。さて、あのアクリル板は英語では何というのでしょう?というか、そもそも日本語ではなんと言うんでしょうか?「仕切り」「プレート」「パネル」。。。??調べてみたところ、「アクリルパーテーション」と言うみたいですね。ただの「パーテーション」だと部屋を仕切る道具みたいな画像が出てくるので「アクリル」は必要みたいですただの「パーテーション」だとこういう感じちゃんと専門店まである。。。英語では、あのアクリル板はthe sneeze guardと言うようです。他にも、sneeze guard shieldbarrier screencough shieldClear Acrylic Safety Shield Screensという単語も見つかりました。「ガード」か。「確かに!」「なるほど〜」となりますね。生徒さんからこのようなコメントをいただきました。最近、単語の宿題をやり始めて改めて思いましたが、英語での考え方の方がその物ズバ...
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「だんだん好きになってくる」は”like little by little”だけではない

教室では希望者が毎日英文を作る機会を設けています。「作文グループ」というグループ内でラインで毎日やりとりをしています。生徒さんが文を作って、こちらは簡単な添削をして返します。今回のお題(出題番号1-82) は「最初は彼を好きじゃなかったけど、だんだん好きになってきた」です。「だんだん」というとlittle by little / step by step / bit by bitしか浮かばない、という方は是非覚えてください♪grow on +人grow on + 人これで「だんだん好きになる」になります。例文:I didn't like him at first, but he has grown on me.(最初は好きじゃなかったけど、今は好きになった)have grown to like何かすればするほどだんだん好きになるというイメージ例文:I didn't like him at first, but I have grown to like him.come to likecome toは「自然とーするようになる」というニュアンスですこれは「当初は好きじゃなかったことが徐々に...
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「とてもおいしい」をVery deliciousとは言わない訳

deliciousと言う単語は綴りが難しいと思うんですけど、これは中1ぐらいの早い段階で学びます。でも、この意味をしっかり教わっていない人が多いみたいで、「とてもおいしい」と表現したいときvery deliciousと言ったり書いたりする生徒さんが多いです。これを聞くたびに「馬から落馬した」と言われている気がして違和感を覚えます😅このdeliciousという単語はそもそも「最上級」です。つまり、delicious 1語で「とてもおいしい」「最高!」という意味なのです。ロングマン英英辞書でこの単語を引いてみると、very pleasant to taste or smell と書いてあります。つまりすでに「very」が単語の中に入っているんですね。ですから形容詞を強める「very」をつけると2重に言ってしまうことになります。ですから、これを更に強めたいならreally delicious (本当においしい)にしましょう♪お問い合わせはこちら
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「前見て運転して!」はlook front? look ahead?

教室では希望者が毎日英文を作る機会を設けています。「作文グループ」というグループ内でラインで毎日やりとりをしています。生徒さんが文を作って、こちらは簡単な添削をして返します。今回のお題(出題番号3-99) は「前を見て運転して!」生徒さんの作文はこんな感じでした。See your front when you drive!Look forward and drive.Drive carefully by looking forward.Keep your eyes ahead while you drive.Drive the car looking ahead.答えは(Keep) Eyes on the road!この文は、これ以外は言わない、というぐらい決まった表現です。「目を道路に向けたままにしておいて」というのが直訳ですね。つまりは「まっすぐ前を見て運転してください」という意味になります。keepは「ーし続ける」「状態を維持する」という意味です。driveが主役? lookが主役?DriveかLookのどちらが主役かを考えます。ここでは「前を見て」が主役です。ですから、whil...
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英語の発想では「私が知る時」=「あなたが知る時」

教室では希望者が毎日英文を作る機会を設けています。「作文グループ」というグループ内でラインで毎日やりとりをしています。生徒さんが文を作って、こちらは簡単な添削をして返します。今日のお題(出題番号1-6) は「わかったらすぐ知らせます」このお題を出題したとき、皆さんの答えはこんな感じでした。I'll tell you as soon as I find out.If I know it, I will tell you soon.I’ll let you know it when I get.I’ll tell you when I find it.特に大きな間違いはないのですが、モデル解答は以下のとおりWhen I know, you'll know.面白い言い方ですね。この言い回しを初めて聞いたときビックリしました。「自分が知る時相手も知る」ということです。こういう言い方は日本語には無いですよね〜さて、「know」ですが、日本人がよく間違える例でcanを伴って、I can know. 「知ることができる」としてしまうのですが、knowは「知っている」状態ですから、能力を表すcanとは...
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Criss Cross Applesauceの座り方

私は小学生のときボストン(アメリカ)に住んでいたのですが、小学校へ通い出してサプライズの連続でした。その中でも面食らったのが、あぐらをかいて座ることです。ホントに男子も女子も床に座るときは、みんなあぐらをかいて座ります。大体、本の読み聞かせをしてもらうときはカーペットの上にぐるりと丸くなって、みんなであぐらをかいて聞きます。日本であぐらをかいて座るとあまり良い印象が無いですよね。でも、アメリカで住んでいると、ホントにあぐらをかく頻度が高かったです。(大学でミシガンに留学したときも同じでした)アメリカでは「正座は身体に悪い」と習います。文化の違いは面白いですね。「あぐらをかく」はsit tailor-fashionsit cross-leggedという英語表現がありますが、子供に対してはcriss cross applesauseという言い方をしたりします。criss cross(クリスクロス)は「交差する」applesauce(アップルソース)はアメリカではよく食卓で見られる食べ物で、どろどろしたリンゴのすり下ろしたようなペーストのことを言います。このように売られていますちゃんと歌まで...