語彙学習は2種類のやり方で!そして何を覚えるかも重要

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皆さんは単語をどうやって覚えていますか?

ノートに書き出す?

単語帳を赤シートで隠しながら覚えますか?

そもそも何を覚えれば英語圏の読み物を読めるようになるのか??

語彙学習には2通りあります。

その両方を組み合わせていかないと語彙が増えませんし、

覚えたところで使えるようになりません。

今日は語彙学習について触れていきます。

2種類の学習法

これは

  • 意図的語彙学習と
  • 付随的語彙学習

です

どちらも必要です

意図的語彙学習

積極的な語彙学習:

単語やフレーズを学ぶ方法

単語帳や語彙リストを使って、新しい単語を定期的に学習

文脈ベースの学習:

文脈や会話の中で単語やフレーズを学ぶ方法

物語や会話を通じて新しい言葉を学んだり、

の会話やコミュニケーションの中で新しい言葉を使う

視覚的学習:

図やイラストを使って単語や概念を学ぶ方法

特に初学者や視覚的な学習スタイルを持つ人に効果的

音声学習:

単語やフレーズを聞いて発音を学ぶ

音声教材を使って、言語の音声を練習する

どの単語を覚えるか?

単語を覚えると言っても、英語圏の読み物を読めるようにするには

どれを覚えていかなければいけないか

これが非常に大事ですね。

闇雲に覚えていけばいいわけではありませんが、

学習者には何を優先して覚えればいいかわかりません。

そこで英語圏で使われているリストをご紹介します。

  • New General Service List (NGSL)
  • New Academic Word List (NAWL)

のふたつです。

New General Service List

NGSLは2012年まではGeneral Service List(GSL)という名前でした

元々は、General Service List (GSL)という名前で1953年からあるリストで、

日常に最も使われる単語2,000語が入っていました

2013年に改訂され、GSLに2016年から2023年の単語を加え

New General Service List (NGSL)となりました。

単語2,809語(派生語やワードファミリー含む)を知っていれば

英語の読み物の8割は読めると言われます。

New Academic Word List

New Academic Word List (AWL)は

NGSLでは足りないアカデミック英語ではよく使われる957語のリストです。

英語圏の大学へ留学したい人は必須の単語となります。

このNGSLとNAWLを組み合わせると英語圏の読み物は9割カバーできると言われます。

付随的語彙学習

付随的語彙学習というのは

単語を自然に覚えていくことです

言語学習者が本来目標としていなかった語彙を、

他の学習活動やコンテキストから自然に獲得する現象です

読んでいる中で何度も何度も出会う単語や

物語の中での状況から

その言葉の意味や使い方を自然に学んでいく方法です

つまり、その言葉を特に覚えようとはしていないけれど

読んだり聞いたりしていくうちに自然に覚える方法です

この現象は、言語学習において非常に重要な役割を果たします

実際のコミュニケーションや文脈で使われることが多い言葉を、

自然な形で獲得することで、

言語スキルの総合的な向上が促進されます。

付随的語彙学習の問題

何度も何度も同じ単語に出会う、と言っても

母語ならともかく、外国語ではそんな何度も同じ単語には会えません

また、何度も出会っても解釈が間違っている場合も考えられます

いろんな読み物を読みながら付随的語彙学習の恩恵を受けるには

聞いたり読んだりする内容の95%以上の内容が理解できている状態でなくてはいけません

既知語が98%でなくては誤解が起こってしまいます

それを避けるためには、

語彙が操作されて、

同じ単語が何度も何度も出てくるような素材を探さなくてはいけないのです。

本なら何でもOKではないのです。

ネイティブが読む本では、同じ単語に会うことができません。

同じ単語に何度も合うように設定された本:

それを可能にするのがGraded Readersという単語のレベル別に設定された素材を使用して多読&多聴が必須となっていきます。

Graded Readersについてはこちら

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