情報
題名: Without You
著者: Sarah Weeks
イラスト: Suzanne Duranceau
出版社: HarperCollins
YL: 1.0-1.2
語数: 261
概要
南極の厳しい自然の中で暮らす皇帝ペンギンの親子を描いた温かい絵本です。
冷たい風が吹きすさぶ南極で、卵を温めるお父さんペンギンと、
その下で守られる赤ちゃんの姿があります。
お母さんは食べ物を探しに海へ出ていて、
父と子はお互いに支え合いながら長く厳しい時間を過ごします。
物語は、「あなたなしでは生きられない」という親子の深い絆と、
再会の喜びを静かで詩的な言葉と美しいイラストで表現しています。
リンク
文法構造
繰り返し部分がとても詩的で、英語学習的にも面白い構造なので説明します。
Where would I be,
本文引用
What would I do,
Who in the world would see me through…
Where would I be,
What would I do…
Without you?
- Where would I be?
「私はどこにいることになるだろう?」→「あなたがいなければ、私はどうなっていただろう?」
仮定法過去で、「今とは違う状況」を想定しています。 - What would I do?
「私は何をしていただろう?」→「あなたがいなければ、私は何をしていただろう?」 - Who in the world would see me through?
see someone through は「(困難を)乗り越えるのを助ける」という意味。
「いったい誰が私を支えてくれるだろう?」という強調の形。
Who in the world は Who を感情的に強調する表現です。 - Without you?
この Without you は文末で省略されており、前の文にかかっています。
つまり本来は:
- Where would I be without you?
- What would I do without you?
- Who in the world would see me through without you?
