24年度から英検はリニューアルがあり、ライティングが大きく変わります
2級からは要約が入ってくるので、教室では要約講座を5月中に数回行いました
指導者用に1回、要約指導講座を
生徒用に4回、要約講座を開きました
指導者対象の要約指導講座
「指導者用の要約指導講座を開いてほしい」
と、英語の先生たちに頼まれて開いた講座です
指導者用の講座では以下のことを紹介しました
- 要約問題の基本概念
- 要約が必要な場面について
- アカデミック英語における要約の役割
- 英文要約のやり方
- 英検のサンプル問題を使った要約について
- 教室での活動実践
- ワークブックを使った活動
- パラフレーズについて
- テンプレート
- 要約に使うフレーズ紹介
- 具体例
を講座で扱いました
参加してくださった先生方からのコメントはこちらです
生徒対象要約講座
5月中に4回もの要約練習日を設けました!
3回も出席してくれる子がいたりして、どの日も誰かしら参加者がいました
数回参加してくれる子たちは、最後にはだいぶ慣れてスラスラ書けるようになっていました
英検2級受験者が大半で、中には準1受験者もいました
要約は
読めなければ話にならない
ので、まずは読むところから始めます
基本情報
2級
課題文: 150 語ぐらい
要約: 45-55語に抑える(3文ぐらい)
配点:16点
所要時間:13-18分
サンプル問題を見ると3段落構成で
- 1段落目:主題
- 2段落目:賛成意見
- 3段落目:反対意見
で出来上がっているようです
準1級
課題文: 200 語ぐらい
要約: 60-70語に抑える(4文ぐらい)
配点:16点
所要時間:15-20分
サンプル問題を見ると3段落構成で
- 1段落目:主題
- 2段落目:賛成意見
- 3段落目:反対意見
で出来上がっているようです
1級
課題文: 300語ぐらい
要約 90-110語に抑える(5文ぐらい)
配点:32点
所要時間:25分前後
サンプル問題を見ると3段落構成で
- 1段落目:現状
- 2段落目:問題点
- 3段落目:解決の試みと更なる懸念
で出来上がっているようです
基本的な流れ
- 英文を読んで理解する
- 何の話をしているかを表す文(topic sentence)を探す
- 重要な文に下線を引く
- 重要ポイントを書き出す
- パラフレーズする(具体から抽象へ変えることを心がける)
- 再確認する
自分の感情は入れない
大事なこと
要約問題というのは
1本文を読む
2自分の言葉でまとめる
の2点が必要です
ですから、これを分けて練習しないといけません
つまり、本文を読んで大事なところを取り出す練習と自分の言葉に直す練習の2種類のトレーニングが必要です
そして、段落ごとにまとめるのがコツです
模範解答を見て暗記をしてもダメですし
適当に単語を取り出してツギハギしてもダメなのですね
要約をマスターするのは時間がかかります
自分の言葉に直すために必要な力
パラフレーズ
これは文法力と語彙力に尽きます
英語を英語で言い換える力が必要です
これはちょっと練習したから身につくものではなく
日々のトレーニングが何より大事となります
まとめ
英検の要約は、まだリニューアル前なので過去問題や練習問題がほとんどありません
そのため、教室では、要約ができそうな文章を探して使用したり
オープンAIを複数組み合わせて課題文を作成して生徒たちに提供しました
要約は、何度も何度も練習して訓練するしか方法はありません
本番で慌てないためにしっかり練習を重ねて欲しいですね!
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