英語を学びながら、理科や社会まで学べる「TED-Ed」
「英語の勉強になる動画」というだけではなく、英語を通して、理科や社会などのいろいろなことを学べるのがTED-Edの面白いところです。
TEDとTED-Edは何が違う?
「TED」は、大人がステージに立って、自分の研究や考え、経験などについて話すプレゼンテーションです。
一方、TED-Edは教育向けの短いアニメーション動画が中心です。
たとえば、
- なぜ人は夢を見るのか
- ブラックホールとは何なのか
- なぜ古代文明は滅びたのか
- 言語はどのように生まれたのか
- 人間の体では何が起きているのか
といったテーマを、数分程度の動画で説明してくれます。
しかも、単なる「英語の説明」ではありません。
「知りたい!」と思わせる内容を、英語で説明してくれる。
ここが大きいと思います。
英語だけを勉強するのではなく、英語で勉強する
英語学習では、とかく
「英語を勉強する」
という発想になりがちです。
単語を覚える。
文法を勉強する。
英文を読む。
英語を聞く。
もちろん、これは必要です。
でも、ある程度英語が読めるようになってきたら、
「英語を使って何かを学ぶ」
という段階に進んでいくことも大切です。
TED-Edは、そこへの入り口としてかなり使いやすいと思います。
たとえば「DNAについて知りたい」と思ったときに、日本語で検索するのではなく、英語の動画を見てみる。
すると、英語の勉強をしているつもりが、いつの間にか理科の内容について考えることになります。
これは、普通の英語教材とはちょっと違います。
どんな子に向いている?
もちろん、英語を始めたばかりの小学生がいきなりTED-Edを見る、というものではありません。
おすすめしたいのは、ある程度英語を読めるようになってきた子です。
また、
- 英語の長文を読むことに慣れてきた
- 英検準2級~2級程度の英文に取り組める
- 理科や社会が嫌いじゃない
- 「なぜ?」と考えるのが好き
- 普通の英語教材では物足りなくなってきた
- ノンフィクションにチャレンジしたい
という子に向いています。
逆に、まだ英文を読むこと自体にかなり負荷がかかる段階なら、まずは絵本やGraded Readersなどで大量に英語を読む経験を積んだほうがいいでしょう。
TED-Edは、「英語を読むための教材」というより、英語を使って知識を得る教材として考えたほうがよいと思います。
「英語を頑張るなら、理社も大事」
英語の長文を読むとき、背景知識があるかどうかで理解度はかなり変わります。
たとえば、地球温暖化、遺伝子、宇宙、歴史、環境問題など。
こうしたテーマについて日本語でもある程度知識があれば、英語で読んだときにも内容を推測しやすくなります。
だから、
英語力を伸ばすために英語だけをやる
という考え方には、私は少し違和感があります。
英語以外の知識が増えることも、結果的に英語を読む力につながっていくからです。
そう考えると、TED-Edはかなり面白い教材です。
「英語の時間」と「理科の時間」を完全に分けるのではなく、
英語で理科を知る。
英語で歴史を知る。
英語で世界のいろいろなことを知る。
そんな学び方ができるからです。
英語がある程度読めるようになった人は、こういう動画も少しずつ取り入れていきましょう。

